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Posted by ブクログ
とうとう最終巻です。
雅遠の実家、四条の邸の宴に招かれた詞子。
雅遠の母の五の宮様も以前、寺詣での折りに詞子のことを気に入っていた感じだったから、一気に大団円に向かうのかと思いきや、五の宮様は余計な一言を言うし、物騒な事件は起こるしで、なかなか簡単には終わらせてくれません。
前巻から気になっていた、雅遠の義弟の利雅と詞子の義妹の艶子ですが、なかなかいい感じです。それにしても利雅は、以前はもっと女房にも普通に接していたように思うのに、いつからこんなに女性が怖い人になってしまったのかと思ったら、意外なトラウマがあったようです。ちょっとかわいそうでした。
これまでに雅遠側の目線から書かれていた、過去の雅遠と利雅のエピソードの裏話(家庭教師の話とか難しい本の話とかを利雅側から見た話)もあって、面白かったです。
このお話を読み始めた頃は、艶子も利雅も嫌な奴でしたけど、最後は印象も変わり、是非次の番外編ではこっちもハッピーエンドに持って行って欲しいです。
あと意外なと言えば、呪いの話があんな簡単に解けちゃうとは思いませんでした。彼の話を国友が正しく理解していたら・・・、もっと早く帰って来ていたら・・・詞子は苦労しなかったでしょうけど、そうなると雅遠とも出会ってなさそうですものね。
納得いくラストで満足です。
最後10冊目は番外編。
利雅&艶子、葛葉&保名は是非。
帝と登花殿の女御の話も見たいかなぁ。
あとは、詞子と雅遠の赤ちゃんが産まれたあとの話ですね。
最後も楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
シリーズついに完結です。
ついに左大臣夫婦にも結婚を認めてもらえてハッピーエンドで終わってよかったです。
番外編が出るとのことなので、そちらで弟妹の恋模様が描かれていると嬉しいな。
Posted by ブクログ
納まるところに納まった感じですね。
幸せに終わってよかったです。
利雅と艶子の弟妹コンビの胸の内が語られてよかったです。
後はこの二人が幸せになったら良いかなぁ。
詞子の父は最後までアホな感じ全開でした。
もういっそ不憫なほどでした。