あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】
その世界にひたり、誰かに語りたくなる
文房具を愛する方に贈る1冊
好きなテーマについてもっと知りたい。日々すぎていく時間の中で、立ち止まって好きな世界にゆっくりとひたり、理解を深めたい。他の人にも知ってほしい、一緒に語りたい。そんな方に向けた新シリーズが始まります。テーマとなる事柄に造詣の深い著者が、その世界にまつわる多彩な「100のことば」をもとに文章をつむいでいきます。本のはじめからでなく興味のあるところから読むことができ、美しいビジュアルを添えた誌面は、贈り物にも最適。それぞれのテーマを愛する人はもちろん、これから知りたい人にもプレゼントしたくなる1冊です。
シリーズ1冊目となる本書のテーマは『文房具』。日本の文房具は、実用品でありながらも嗜好品としても広く愛される存在です。万年筆、ボールペンといった筆記具、情報を書き残すためのノートや手帳。心ときめく、シールや付箋、マスキングテープにスタンプ……。ついつい手にして買い集めてしまうという人も少なくありません。
本書は文房具メーカー代表である著者・高木芳紀さんが、100のことばを切り口に、文房具の世界を縦横無尽にご案内します。文房具の成り立ちやメーカーの歴史、懐かしのレトロ文具、手書きの世界、手帳・万年筆・インクのトリビア、さまざまな雑学、文具沼の住人や令和のトレンド、世界と日本の文房具について、また業界の過去と未来など、広くて深いステーショナリー・ワールドを堪能してください。
添えられた挿画は、ドイツ出身のイラストレーター、メッツラー・クレメンスさんによる描きおろし。事典の挿絵のように精緻なイラストが、100のことばに花を添えてくれます。パラパラと眺めても楽しめる、上製本の美しい1冊。お手元でぜひお楽しみください。
Contents(一部抜粋)
001 紙の前夜/004 聖典とつけペン/005 家康と鉛筆/013 伯爵の鉛筆/017 水先案内人と水兵さん/022 伊東屋とItoya/034 ファンシーグッズと女子/039 大人の手書きと道具/044 ノートデコ・手帳デコ/046 一人の手帳会議/054 乾かない万年筆/058 きっかけのご当地インク/060 ガラスペンとつけペン/063 郵趣の世界/068 箔押しの今昔/070 ダ・ヴィンチのノート/078 推し活と文房具/079 木軸ペンと中学2年生/086 即売会と限定品/097 インバウンドと文房具/100 文房具の未来
◆著者プロフィール◆
株式会社ノウト 高木 芳紀
文具&ノベルティ企画販売の株式会社ノウト代表。 扶桑社『文房具屋さん大賞』審査委員長。翔泳社『暮らしの図鑑 文房具』『暮らしの図鑑 紙もの』『暮らしの図鑑 筆記具 』監修。ラジオ・テレビ・雑誌など出演多数。トレードマークのボーダーシャツとハンチング帽から、爆笑問題の太田さんに命名されたあだ名は「フランスの泥棒」。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本のタイトル通り、文房具にまつわるエッセイ。
一つのテーマにつき2~3ページでまとまっているので隙間時間で一話ずつ読み進められた。
良くも悪くも、軽く読める。文房具に関する歴史から最近の流行りまで様々な話題がありよかったが、もっと深い知識を求めて読んだ人には物足りないと思う。
ページの紙質も好きだし、少し生成りっぽい紙に、黒(濃紺?)とオレンジの2色刷りという色使いも絶妙で、見ているだけで幸せな気分になれる本だった。
何となく印象に残っているのはNo.66「製本の種類」、No.73「昔の名残」。
No.81「文房具コレクターとセラピー」の章で引用されている「デザインのひきだし」の編集長、津田淳子さんの言葉「買い物はセラピー。しばらくして要らなくなったらあげればいい。」にはそうそう!と共感。
使わないのにシールやメモ帳をつい買ってしまうけど、自分の手元にあることですごく満たされるんですよね…使わないけど…。
No.94「有隣堂しか知らない世界」も、あの番組の人気は知っていたけれど、こんなところでも取り上げられるほどなんだという驚きと、自分も知っている番組が話題にあがっているのが何となく嬉しく、心に残っている。
Posted by ブクログ
文房具に対する知見が広がる。「文具がかなり優秀なタイムマシンだ」とあったがなるほどな、確かにそうだと思う。例えば、昔使っていたペンを見つけたときに、使っていた時期、情景の記憶が甦り、手紙の内容の一部を思い出すこともある。文房具は日常的に触れるものだから、癒し効果もあるのでしょう。愉しめる一冊でした。
Posted by ブクログ
100のことばシリーズ第一弾
装丁もカバーを外しても可愛い
数々の文具の、世界や日本の歴史、
雑学、メーカー、偉人との関わり等
まるで文房具の歴史書のような
本格的な1冊
ほぼ全ての項目に、
ドイツ出身のイラストレーターさんの挿絵付きです
Posted by ブクログ
文房具とそれにまつわるなんてことのない話なんだけど、この人本当に文房具が好きなんだというのを感じられる微笑ましさがありました。
自分自身文房具が好きなので、へぇーということも多々あり楽しかったです。
ただ、100のことばというのはなんかしっくりこない。
100の小話、という感じ。