【感想・ネタバレ】かもめ☆チャンス 20のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おすすめ度:100点

集団を懸命に追う更級だが届かない。
先頭集団では、東野がアタック。KOMを取る。下りに入っても集団に追いつけなかった更級を、逃げていた弾吉が牽く。弾吉は更級に、小菅からの伝言「最後。引き金は2度引け。」と伝える。
95KMを過ぎての補給地点。先頭東野。10秒遅れて大集団。綿谷が更級に補給食を渡す。その時、綿谷も更級も昨夜の2人の会話を思いだしていた。
「親が子にしてあげられることって結局、木の影に立ってただ見守るだけって言いますよね。ほら、『親』って漢字は、立…木…見…って書くから。子供達は親の予想をはるかに越えて成長していき、親がこう育って欲しいとかやきもきしても、そんなのお構いなしで。」
「少しずつ近づいていけばいい。目指す何かに向って前進していけばいい。俺達の世代で到達しなくても、次の世代に託せばいい。そう、親は子供を産んだ時点ですでに役目は終わっているのかもしれません。つまり親にできる唯一のこと、俺達ができることは、次の世代に、その意思を、つなぐこと。」
更級は大集団に追いつく。大集団はそのまま本レース最後の山、馬追山へ。
馬追山入口直前。「GLP」東野、「MTW」佐川、チャン、マリオ、「YMD」黒井、吉沢、「GM」浦霞、南部、「BLUE SEAGULL」梶、更級、小菅の11人が先頭集団を形成する。更級は桜島から、策を授かっていた!
授かった策とおりに、更級、小菅がKOM直前でアタック。そのまま、下りを逃げる。更級は追う東野を小技でかわす。東野は脱落。
残りは6人。梶、浦霞ペア、別チームであり、過去の因縁もある即席ペア。「MTW」チャン、マリオペア、二人の実力が相当高いので、総合力№1。そして「BLUE SEAGULL」更級、小菅ペア、下りの鬼漕ぎでのこの距離、互いの信頼感の深さでは断トツ。
平地に入り残り15㎞。「MTW」チャン、マリオ、梶、浦霞ペア、「BLUE SEAGULL」更級、小菅ペアと続く。
更級はついていくことに限界を感じるが、小菅からの信頼感を受け入れ、MAX-GRの効き目もあり、後方からアタック。
残り5㎞地点。「MTW」チャン、マリオ、「BLUE SEAGULL」更級、小菅ペア、梶、浦霞ペアと続く。
残り1Km。浦霞が脱落。
残り600m、最後のストレート。
残り300m。全車、猛スプリント状態。チャン、発射態勢。
残り100m。チャンが外れてマリオが出る。チャンが「BLUE SEAGULL」へ軽い「アイサツ」、斜行。更級がチャンを止める。更級とチャン、接触!落車ぁぁぁぁぁ!
「28で初めて自転車に乗った。自分の人生のゴールが、ほぼ見えたと感じていた頃だ。どん詰まり状態のあの頃だ。踏めば前に進む。ただそれだけのシンプルな道具は、ゴールに向かって惰性で動いていた俺に、もう一度チャンスを与えてくれた。もう一度スタートするチャンスだ。」
小菅、梶、マリオが横一戦。トップで入った者が総合優勝!
「誰が?誰が勝った?え?」
追記:最後に「エピローグ イタリア篇」

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2014年05月18日

Posted by ブクログ

作者も最後に言っていますが前半は家族漫画、後半は自転車漫画になっております。
鬼頭先生の「のりりん」なんかとはまた違ったテーストで、自転車に目覚めていく主人公の成長劇とチームプレイの醍醐味を楽しめます。

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2016年08月23日

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