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Posted by ブクログ
おすすめ度：95点
ツールド北海道、第3ステージ。雨天。
逃げ集団にいた小菅がそのまま1位を奪取。
第3ステージを終え、総合順位1位は桜島。
第4ステージ前夜、更級は綿谷にこれが最後のレースになると告白する。
一方、「BLUE SEAGULL」以外の監督が集まり、「BLUE SEAGULL」桜島を潰す合意がなされる。
ツールド北海道、第4ステージ。
大集団から有力選手が抜け出し、更級、弾吉も追走。大集団に桜島がひとり残され、孤立してしまう。梶が大集団にいるものの、仮想敵である。
比嘉監督が更級に、いったん下がって桜島を引き上げるよう指示する。桜島は周りがすべて敵という、いわば檻（おり）の中で走らされている状態になってしまっていた。桜島は危機感を感じて、単独アタック。
下がった更級であるが、大集団の中に桜島はおらず、待つ。ようやく57秒差で桜島が現れる。桜島は更級に牽かれ進むが、大集団との差は縮まらない。
先頭集団では弾吉が牽く。HS通過は妨害ギリギリの行為を受け、小菅は3位となってしまう。
桜島の足は進まない。桜島はついに、更級が自分をおいてチームのために先に行くよう、小菅に追いつきアシストするよう、決断。更級に指示を出す。桜島はレースから脱落する。
先頭集団では弾吉が牽くふりをして集団のペースを落とさせる。更級は集団を懸命に追う。
実は昨晩、更級と綿矢の間で、なぜ更級が懸命に自転車を漕いでいるのか、亡き妻との過去が語られていた。そして、綿矢から、娘ふくのは既にママが星になったことを知っていることを知らされる。
ふくのは保育園で言っていた。
「パパはかもめゾ。ママは星になったんだゾ。だからもう2度と会えない。でね、パパは星の周りをぐるぐる回っているの。だからふくが時々心配して呼び戻すんだゾ。パパも星にならないように。」
