あらすじ
「実は先生にお願いがあります。私は原爆で両親と弟3人を亡くしました。みんなの分も生きないといけません。これから先、2度とあんな戦争が起きないように、核兵器がなくなるように声をあげていこうと思っています。私を長生きさせて下さい。みんなに会った時、平和になったよ、そう言えるよう頑張りたいんです」
長崎で生まれ育った「わたくし」。
78歳のとき家出して東京にきて、
90歳で持ったiPadが人生を変えた。
20歳の女性の反戦デモの投稿で反省した。
「私たち戦争体験者が、言わなくてはならない」と。
戦後戦争体験記、被爆体験機とは一線を画した、96歳がいま伝えたいこと。
絶対言い続ける。#戦争反対。
サンキュー、グッナイ。
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Posted by ブクログ
90歳になってから平和への強い思いをSNSで発信し始めた森田富美子さん。
仕事を辞めて時間ができたことで、国会中継やニュース、政治のスキャンダルなどに目が向くようになり、「こんなにも不誠実なのは、もしかして戦争を知らないからでは?」と感じたそう。そこから、長年語ることのなかったご自身の戦争・被爆体験を、伝えるべきだと考えるようになったといいます。
娘の京子さんによる聞き書きで語られる、原爆で家族を失ったときの壮絶な記憶は胸が締めつけられます。長い間辛い思いを抱えてきた人や、今現在ももこういう思いをしている人が沢山いることは決して忘れてはいけないことだと思います。
更に、最近の森田さんの病気を抱えながらも精力的に活動される様子が娘の目からユーモアたっぷりに描かれていて、重いテーマでありながらとても読みやすく心に残る一冊です。Twitter(X)の発信も楽しみにしていますが、良い本に出会うことができました。