あらすじ
代表作『リライト』映画化が話題の著者、10年ぶりの新作
桃太郎、かぐや姫、シンデレラ、金の斧の女神ら昔話の主人公たちが現代に甦る異常事態に、首相の密命を受けた四人の女性━━編集者の伊勢吐息、司書の雨月切絵、国語教師の若草読、首相秘書の遠野歌声が対峙する。桃太郎らにプロットの必然性を説く四人だったが、浦島太郎までが絡み、事態は混沌と化していく。
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Posted by ブクログ
裏表紙の解説を読み、少し迷いながら購入しました。読み終えての率直な感想は「ナニコレ…」。正直なところ、かなり混乱しています。
ストーリー全体をうまく理解できたとは言えず、特にラストはまだ消化しきれていない気がします。それでも最後まで読み切ってしまったのだから、やはり面白い作品なのだと思います。
個人的には、格闘漫画の「フェニックスボール」やバスケ漫画の「スリーポイント」には思わずクスッとしてしまいましたし、全国大会の開催地については「そんなことまで考えるの!?」と突っ込みながら読んでいました。実際、世界観に没頭できる物語は、こういう細部にまで筋が通っているものだと思いますが、この場合がこじ付けなのか、編集の賜物なのか、気になるところです。
こんな読み方で良かったのかわからないのですが、私はそんな風に楽しみました。
ほかの方の感想がとても気になるので★4