あらすじ
僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は……? そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ――この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ!!
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Posted by ブクログ
キャラに引き付けられる
ずーっとイヤな気分で読み続けていたけど、鈍い私も何かあると思い始めてから、ページが早くめくられていきました
首の無い彼女・・・最後まで存在感が大きい死体でした
Posted by ブクログ
表紙買いだったが、なんだかんだ良かった。
話の冒頭が衝撃的だったけど中盤に色んなことが起こる上に主人公が冷徹なキャラクターなので、最後の最後まで主人公がどうしてこんなことをしたのか、どうしたいのかよく分からないままだった。怒涛のタネ明かしにビックリした。途中で勘づいた読者はいるんだろうか……??
クール通り越して“ふうやれやれ”な主人公だから、表紙のイケメン眼鏡くんの絵が無かったらもっとヤバそうな人想像するところだった(笑) 全部読むと、主人公のイメージが少ーし変わった!
とは言え、終わりが少しあっさりな気もした。主人公の罪や罰が一切無いのも絶対違うような。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は……? そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ――この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ!!
【感想】
主人公が、渋谷のハチ公前に女性の首を置いていくところから始まる、猟奇的かつミステリアスな物語。初めは展開が読めなかったけれど、後半はめまぐるしい変化の連続で、読むスピードが速まった。