【感想・ネタバレ】僕と『彼女』の首なし死体のレビュー

あらすじ

僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は……? そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ――この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ!!

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野田の白石に関わりつづける理由を聞けたところが一番よかったです…なんて鈍感なんだ、こういう人好きです。

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2013年10月06日

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解説にも書かれているとおり、主人公を受け入れられるかがポイントかも。
冒頭のハチ公前に生首を置くというセンセーショナルなシーン以降、本当に普通の日常が続いていって終着点がなかなか見えません。そういったところも含めて、ありきたりなミステリーではないとは言えると思います。

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2012年11月17日

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ネタバレ

キャラに引き付けられる
ずーっとイヤな気分で読み続けていたけど、鈍い私も何かあると思い始めてから、ページが早くめくられていきました
首の無い彼女・・・最後まで存在感が大きい死体でした

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2019年04月04日

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ネタバレ

表紙買いだったが、なんだかんだ良かった。

話の冒頭が衝撃的だったけど中盤に色んなことが起こる上に主人公が冷徹なキャラクターなので、最後の最後まで主人公がどうしてこんなことをしたのか、どうしたいのかよく分からないままだった。怒涛のタネ明かしにビックリした。途中で勘づいた読者はいるんだろうか……??

クール通り越して“ふうやれやれ”な主人公だから、表紙のイケメン眼鏡くんの絵が無かったらもっとヤバそうな人想像するところだった(笑) 全部読むと、主人公のイメージが少ーし変わった!

とは言え、終わりが少しあっさりな気もした。主人公の罪や罰が一切無いのも絶対違うような。

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2018年05月13日

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何というのだろう。
主人公がとにかく変わっている。
感情を露わにすることもなく、いつでも淡々と、それでいて行動的で鼻に付くほど冷静だ。
「あなたは何様?」と言いたくなるような場面もあり、どうにも感情移入ができるような人物ではない。
生首を人目のある場所に置き、自宅の大型冷蔵庫には首なし死体を大切に保管している。
たまに死体に語りかけ、触れてみたりもする。
とても親しい友人もいて、コミュニケーションに問題があるとも思えない。
ただし、この友人が主人公であるかおるの考えていることを理解しているようにはみえない。
冷蔵庫の首なし死体を見せられても、この友人はなぜかたいして動揺もしないし、かおるの話に納得してしまう展開にはちょっと着いていけなかったけれど。
少し毛色の変わった物語。
それにしても、どうして主人公と作者が同じ名前なのだろう。
何かの意図があってのことなのだろうか。
辻村さんもそうだったけれど、主人公と作者が同じ名前だと妙に気になってしまう。
そんなことどうでもいいだろうと言われるかもしれないけれど。

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2017年03月04日

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ハチ公前に、彼女の首だけを置いた主人公。
何故首だけなのか、彼が殺したのか。

読んでいくうちに、彼女との関係も
どうしてこうなったのか、も分かります。
そして不思議な電話の主も。

流されているようで流されていない主人公。
解説にありましたが、確かにこれは
好き嫌いがはっきりする主人公かと。
出来過ぎている人格、と言われればそんな気がしますが
こうと決めたら、という人もいるのは確かです。

しかしこれ、主人公が天涯孤独、だったりした方が
人からのお願いを聞いてる部分とか
最後の部分とか、納得できそうな気も…。

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2016年05月22日

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物語は「ぼく」こと白石かおるが渋谷ハチ公前に女性の生首を置くという衝撃的なシーンから始まります。なぜそんなことをしたのか、白石かおるは何を考えて行動しているのかが最大の焦点になるのですが、残念ながら彼の思考は常識外れでついていけませんでした。
しかし、この感覚のズレをミステリーのネタにする試みはオリジナリティーがありなかなか興味深いものでした。

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2014年10月30日

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ネタバレ

【あらすじ】
僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は……? そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ――この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ!!

【感想】
主人公が、渋谷のハチ公前に女性の首を置いていくところから始まる、猟奇的かつミステリアスな物語。初めは展開が読めなかったけれど、後半はめまぐるしい変化の連続で、読むスピードが速まった。

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2017年08月15日

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■冬の朝、僕は生首を置きに行く。彼女の願いを叶えるために--

僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は……? そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ――この謎はとても切なく、震えるほど新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ!!

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2012年11月12日

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