【感想・ネタバレ】夏のあらし!1巻のレビュー

あらすじ

古くから営まれる街の喫茶店で、少年が出会う年上の女子高生。全てはそこから――…。少年と少女達の過去と現在(いま)が、交差する…。あの「スクールランブル」の小林尽が描くノスタルジックファンタジー、登場!!
(C)2006-2007 Jin Kobayashi

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シャフトによるアニメ化によって、喫茶方舟を舞台にした
タイムパラドックス+お色気ラブコメと思われがちですが・・・
確かに漫画版の序盤はそんな感じでしたが、実際は硬派な戦争追体験漫画。

60年前に戦死してしまった
嵐山小夜子、カヤ・バーグマン、伏見やよゐ、山崎加奈子の4人が
毎年夏だけを生きる幽霊となりながらも
過去と現在を行き来できる能力を駆使しつつ
過去に起こった悲劇を最小限にくいとめようとする物語。

適度に織り込まれたSF要素や重たくないキャラクター造形が
戦争の空しさ、悲惨さ、無意味さを多少なりとも和らげてくれるので読みやすく
戦争物が苦手な人にもおすすめ・・・ですが
空襲等の描写自体はリアルなのでお気をつけて。

当然ながら読み手は戦争を体験できないので
読者心理を少しでもノンフィクションに近づける手法(?)として
主人公の他に「潤」という現代に生きるキャラクターも戦争を体験するのですが、
少しでも歴史を変えようと決意を秘め過去にタイムスリップするも
迫り来る炎や爆発を経験し怯え、現代に戻り心を閉ざしてしまう描写がなんともリアル。
誰だって戦争を目の当たりにしたらああなると思いますもの。
嫌ですよ、出来れば経験したくないですよ・・・
そこから潤がどう立ち直るのか?も見所ですね。

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2017年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

8巻まで読み終わってからのレビュー。
物語が進むにつれて手が震えるような、時間とかが気にならなくなるような感じ。
漫画書くのってとてつもない勉強いるんだなあ(´ ` )

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2013年07月13日

Posted by ブクログ

夏休みに、祖父の家にお世話になることになった中学生の主人公。
そこで何気なく入った喫茶店「方舟」でバイトをしている「あらし」にひとめぼれしてしまいます。
しかし、この「あらし」というのは、実は第2次世界大戦の大空襲で死んでしまい、60年間もの間、夏を過ごしてきた幽霊でした。
しかも、主人公と手をつなぐことで過去へと飛ぶことができる。
他にも、あらしと同じ境遇の幽霊やワケありの少年、謎のグラサン探偵やらが喫茶「方舟」に集まって、忘れられない中1の夏が始まります。


過去に飛んで人助けをすることは果たして正義なのか、タイムパラドックスの問題、幽霊たちに今尚残る戦争の傷跡といった、重たい話も混ざってくるのですが、悲劇的になりすぎずに描いていて、じんわりきます。
そんな悲惨な体験をしてきた「あらし」たちの明るさが突き刺さります。

戦争を扱った作品は多々ありますが、こういう取り入れ方・描き方をしているのは希なのではないでしょうか?
途中話が難しくて何度も読み返さないと理解できないところもありますが、是非最後まで読んでほしい作品です。

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2013年08月16日

nao

無料版購入済み

スクラン見ていたので試し読み。スクランとはまた違ったテイストの話でした。正直、まだ途中なので何とも言えません。続きが気になります。

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

なんとなく絵柄のイメージで敬遠してたけど、まさか戦時中とのタイムスリップものだったとは。
予想外だった。

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2016年05月12日

Posted by ブクログ

昭和初期の風俗なんかが好きなので、そこら辺で非常に腑に落ちない部分はありますが、あらしとカヤがすっごく良いので許してしまいます。

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2010年06月27日

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