あらすじ
軍が強大な力を誇るウェスハバート王国。史上初の女性医師を目指すケイトは、最難関の王立大学に入ろうと猛勉強中。だが突如、先の大戦で「英雄」と名高いイーノット少佐率いる部隊に、身柄を押さえられてしまう。彼らに、親友イライザが軍内部の機密を記した“棺の手帳”と共に行方不明だと知らされ、最後の目撃者ケイトは、大嫌いな軍人達と手を組むことに…!? 読者審査員の圧倒的支持獲得! 第10回小説大賞、読者賞受賞作!!
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Posted by ブクログ
書棚に積んだまま、なかなか読んでなかったけれど、読み始めてみたらなかなか面白くてスイスイ読み終わってしまった。読みやすい話。
主人公は医師を目指し、最難関の王立大学の試験を受けようとするケイト。ケイトの暮らすウェスハバート王国では男性でも医師になるのは難しく、その上、女性医師は未だかつて存在してないという。女性の社会進出が厳しい中、親友と共に夢に向かって励んでいたケイトだが、試験日を前にして、その親友が謎の失踪をとげてしまう。不審に思うケイトは彼女を探し出そうとするが、逆に怪しげな者たちに襲われそうになり・・・。
軍の秘密事項が書かれた手帳を手に入れようとする革命派たちに襲われそうになるケイト。そんな彼女を颯爽と助けてくれたのは彼女が毛嫌いしている軍人たち。今までの軍人に対する悪いイメージも、あんなにイケメンで優しくて強い軍人さんたちに助けてもらったら、そのギャップで好感度がグングン上がっていきますよね(笑)でもそこが王道で安心してキュンキュンできましたww軍人さんたちもかっこいいのから可愛いのから面白いのからクールなのまで盛りだくさんですしね。欲を言えば、もっと彼らの活躍場面が見たかった。イーノット格好いいですね。でもイーノットはいつケイトに惹かれたのだろう?まさかの一目ぼれ?(笑)その辺りは今後描かれていくのかな?二人の恋愛の行方も気になります。
棺の手帳を巡り、姿を消した親友の行方を探りつつ、黒幕も探すというミステリー要素も含まれていて、テンポよく読めました。1巻でイーノットが手帳を手に入れてしまったので2巻以降はどういった展開になるのか気になります。また事件が起こるんでしょうか?
Posted by ブクログ
色気は皆無だが、割と面白かった。あらすじからはあまり惹かれないなーと思っていて積んであったけど、『俺の悪魔~』よりは断然面白いと思う。
ただ、もうちょっとロマンス要素も入ってくるといいかな。それは、次に期待するとします。
Posted by ブクログ
ちょっと積読になってましたけど、読んでみたら意外と面白かったです。こういう設定だと、親友イライザは殺されてても仕方ないですけど、最後まで生きてました。
ケイトを保護するノーイット少佐たちですけど、軍人嫌いなのに、ああまでギャップを見せられたらケイトが惹かれるのも分かります。ただ、ノーイットが最初からケイトに甘い台詞をはいているのは、ちょっと違和感ありました。ノーイットは無意識かもしれませんけど、周りは確実にノーイットとケイトをくっつけようとしてます。ノーイットの好みを知り尽くしているってことなんでしょうか。
最後は事件は解決してケイトも大学に合格。該当の手帳はノーイットの手に残るみたいなんで、次がありそうですね。手帳に書かれている悪人をノーイットが捕まえにいって、それをケイトが助けるって感じでしょうか。
次があれば楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
上手くまとまって良い雰囲気。普通に面白かったので、続編でも別シリーズでも気にします。イーノットさんの大人キャラ風なのも中々好みで、この年の差カプをもうちょっと見てみたいとも思いました。
イライラする子だねー
ケイト。
これから先、もう少し心が成長するとは思うけど、ホントに噛みつきガメ。
すぐに頭に血が昇って暴走するのはちょっとイライラしたわw
自分の両親を死なせた原因も、彼女が銃撃戦の中でバイオリンを拾おうと暴れたからでしょ?
なのに、この事件の中でも何度も暴走して、イーノットに怪我を負わせて、ついに無関係の少女まで巻き込んで怪我をさせた。
反省という事を知らんのか?
さらに自分の正義感でしか物を言えない子。
不正も薬の独り占めも良くないのは当たり前だけど、目の前の同じ職業につく人に「恥を知れ」だの「放っておくのか」だの、言いたいこと言ってるね。
実は陰で葛藤してるかも、とか思いやりを持てないのかしら?
軍人に対するトラウマもあると思うけど、ちょっと自分の尺で物を言いすぎるところは好きになれなかったな。
何故かティムや他の仲間はイーノットとケイトをくっ付けたがってるし。
惹かれるところ有ったか?
物語は続く様なので、これから先のヒロインの変化に期待します。