あらすじ
医療技術は着実に進歩し、難病治療も可能になった。セカンド・オピニオンやインフォームド・コンセント、情報開示やAI活用もいまや当たり前だ。にもかかわらず、患者の不安が一向に減らないのはなぜなのか。現場で感じる「高邁な理想論」と「非情な現実」との乖離、そしてその狭間で治療を続ける臨床医の本心とは――。患者やその家族と対面する診察室では語りえない医師たちの苦悩、医療の実情を鋭く切り出す。
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Posted by ブクログ
2025/07/06予約
90代のがん患者へのアドバイス、放っておきいざという時ホスピスに入れる権利を持っておくほうが得、との考え方。治さなくてもいいとは思ったがそういう考え方もあるのか!
合併症があるとエビデンスを作るための治験対象から外れるため合法的に良い結果を出すため、なるべく元気な患者が選ばれる。
知らないことがたくさん。読めば読むほど、この先の日本の医療が心配でならない。高価な薬を使うことが最善ではない、ならない理由も、なるほど…
私は興味深く読めた。
Posted by ブクログ
中身は良いけれどタイトルが良くない。著者の考えは立派であり、世の中がもっともっと評価すべき主張に満ちているが、タイトルは書籍売り場や書評欄でのEye Catchを目論んだウリ志向の編集者が考えたものとの印象。惜しい。
中身は、医療の現場で患者に向き合っている著者の医療経済学的問題意識の表れであり、日本の全体的な将来を真面目に考えさせる良書である。