【感想・ネタバレ】患者と目を合わせない医者たち(新潮新書)のレビュー

あらすじ

医療技術は着実に進歩し、難病治療も可能になった。セカンド・オピニオンやインフォームド・コンセント、情報開示やAI活用もいまや当たり前だ。にもかかわらず、患者の不安が一向に減らないのはなぜなのか。現場で感じる「高邁な理想論」と「非情な現実」との乖離、そしてその狭間で治療を続ける臨床医の本心とは――。患者やその家族と対面する診察室では語りえない医師たちの苦悩、医療の実情を鋭く切り出す。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2025/07/06予約
90代のがん患者へのアドバイス、放っておきいざという時ホスピスに入れる権利を持っておくほうが得、との考え方。治さなくてもいいとは思ったがそういう考え方もあるのか!

合併症があるとエビデンスを作るための治験対象から外れるため合法的に良い結果を出すため、なるべく元気な患者が選ばれる。

知らないことがたくさん。読めば読むほど、この先の日本の医療が心配でならない。高価な薬を使うことが最善ではない、ならない理由も、なるほど…
私は興味深く読めた。

0
2025年08月30日

Posted by ブクログ

中身は良いけれどタイトルが良くない。著者の考えは立派であり、世の中がもっともっと評価すべき主張に満ちているが、タイトルは書籍売り場や書評欄でのEye Catchを目論んだウリ志向の編集者が考えたものとの印象。惜しい。
中身は、医療の現場で患者に向き合っている著者の医療経済学的問題意識の表れであり、日本の全体的な将来を真面目に考えさせる良書である。

0
2026年05月04日

Posted by ブクログ

Dr仲野セレクトから。著者の作品は一度読んでみたかったのもあって。なるほど、こういう切り口なんですね。どちらかというと懐古的な論旨。それにしても、やっぱり少なからずページを割かれるのは、将来の医療経済破綻について。もちろん医療のみに止まるわけもない問題だけど、今般の選挙とか見てみても、驚くほど将来への危惧は語られない。得票に結びつきやすい争点ではないけど、本当に聞きたいのは、困難への対応策とかじゃないのか。って、本書の内容とはどんどんずれていくのでこのへんで措く。

0
2026年01月22日

「学術・語学」ランキング