【感想・ネタバレ】いのちの未来 2075 人間はロボットになり、ロボットは人間になるのレビュー

あらすじ

ロボット工学の第一人者が2075年の人間・社会・文化・技術を鮮やかに描く。
大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」公式ブック。

ロボット工学の第一人者で、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」のプロデューサーを務める著者が、50年後の未来を考察する未来予測本。

未来を予測する本は数多ある。しかし、アバターやロボットの先端技術を研究する、いわば未来をつくる当事者が、さまざまな領域の科学技術情報をもとに未来を語る本はあまりない。つまり、本書に描かれた未来は、技術的には高い確率で実現可能な未来である。

人間の進化は遺伝子の仕組みで環境に適応するだけでなく、科学技術によってその能力を拡張してきた。AIやロボットの技術が今よりさらに発展したとき、人間はどのような進化を遂げるのか。そして、社会や文化はどう変わるのか。
寿命はどこまで延びるのか?
国や街、家、家族の役割は?
生と死に対する価値観は?
人間とロボットの境界とは?
科学技術の進歩であらゆる制約から解き放たれた2075年の世界を、第1部で大胆に予測する。

第2部からは、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」について紹介する。本書で解説する50年後の未来を具現化したパビリオン製作の舞台裏を明かすとともに、展示内容の一部を公開する。さらに、1000年後の未来の人間の姿も披露する。

地球上で無生物から生物に進化した人間は、これから再び無生物に戻る――。
ロボットの研究を通じて「人間とは何か」を問い続けてきた著者が導き出した答えは、今後のビジネスや生き方を考えるヒントになる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

AIと融合し「新しい人類」が生まれる50年後の未来。SFのような世界がすぐそこまで来ていると実感させられ、「人間とは何か」を深く考えさせられる一冊。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

50年後の未来予測が興味深かった。
大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」の概要も写真を交えて詳しく紹介されていて面白そうだと思いました。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

人工知能学会で石黒先生の講演を拝聴し、興味をもったので本書を手に取った。
人工知能にせよロボティクスにせよ、進化の先に倫理的議論は避けられない。本書で描かれる未来にはアンドロイドとの共生があるが、人間の感覚はそこについていけるのだろうか。
示唆に富んだ一冊。

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

50年先を予測する難しさはあるだろうが、根拠に乏しく、筆者の空想を描いているように感じられる部分もあり、個人的にはいまいちだった。
自身の専門分野について、現状の認識・理解が不十分であり、それに基づく未来予測も浅いものだなという印象を受けたが、他領域については専門知識がなく記載のレベル感の判断はつかなかった。
敢えて購入してまで読む本ではなかったなという印象。

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2025年11月29日

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