あらすじ
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」2人はその「誰か」を探し始める。 (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
依田いつかは、ある日突然3ヶ月前の過去に戻される。覚えているのは同級生が自殺するということ。でも誰かは思い出せない。いつかはその誰かを仲間と共に探し出す。
さすが辻村深月さんの書く学園ものはおもしろい。不思議と名前も覚えるし、スラスラと読める。
帯に「冷たい校舎の時は止まる」を超えるーとあった。これは下巻が楽しみすぎる!
Posted by ブクログ
基は未熟なentp or intpであり、人間性としての未熟さに最初は苛立ちを感じた。しかし、高校生であるから、その未熟さは仕方がないものであるかなとも思う。
そんな嫌な人からはスゥーッと消えてしまうのがp型あるあるだと、自身の思いを俯瞰してみて思った。そんな部分も許せる、infj、enfjの人間性を見習わないといけないと気付かされました。(多分坂崎さんはinfj...)
坂崎さん、the infj。いつかの中身を知ってだんだん好きになる過程、思考の中身、自信が発する言葉や相手への配慮。おじいちゃんのおかげで、優しい人に育ったんだなと感じる。
こんな考えを提供してくれる小説はやはり偉大なものだ!紹介してくれた同期に深く感謝。これからも色んな本を読んでいきたい。
というのは、本編の途中までで、最後のどんてん返しは鳥肌がたった。いやぁ、凄すぎる。
確かによくよく考えれば、話の節々に噛み合わないなと思っていたところや、infjのあすなが電車での電話の時に一人で何か抱え込んでるのではないかと疑っていた、、。(急に出てきた水泳、バイクの免許)やはり勘は正しかった。現実では見逃さないようにします!!。
Posted by ブクログ
3ヶ月前にタイムスリップ。
同級生の自殺を止めるべく仲間たちと奮闘する。
いじめの描写があるものの、それ以外は前向きな学園物語な雰囲気で読みやすい。
印象的なのは終盤の水泳の場面。
あすながいつかに対して「別の世界に住む人間」だと壁を感じて絶望するところがリアルで鳥肌が立った。
僕のメジャースプーンと繋がっているらしく、そちらから読めばよかったと後悔しているがもう遅いですね。
とにかく後半が楽しみ!
Posted by ブクログ
「3か月後にクラスメートが自殺する」という未来を視てきた少年とその友人たちが、自殺を止めるべく奮闘する。上巻では自殺者が誰なのかもわからない中で、少しずつ協力者を増やして結束を深めていく過程が描かれる。
上下巻ミステリの宿命として、どうしても上巻は驚きが少なく展開も穏やかでやや退屈。とはいえ、癖のある高校生たちがそれぞれ異なる理由で荒唐無稽な話に協力し、チームが出来上がっていく流れは気持ちが良い。
Posted by ブクログ
メジャースプーンでのキャラ達がいくつか出てきて良かった。また出会えたっていうのが嬉しい。
自殺者を探しながら、いつかとあすなが少しずつ成長していく。
水泳で事故があり、夢を諦めることになったけど改めてコーチとして関わっていっている。あすなも、水泳に苦手意識があるようだけど取り組もうってところで終わり。希望を感じた最後だった。
続きが早く読みたい。
自殺の代償行為が遺書を書く。死にたい、自分を傷つけたい、自殺したい、、、そういう思いがあっても死なないために代償行為を行う。それを頼りに死なずにすんでいる人間のことを馬鹿にせず、理解する雰囲気が良かった。代わりに友達を作る、軽いことをやって積み重ねていく。希死念慮のある人間に対しとても良い提案だと感じた。