【感想・ネタバレ】奇術探偵 曾我佳城全集 戯の巻のレビュー

あらすじ

2001年度“このミス”第1位。華麗な手さばきで推理する曾我佳城(そがかじょう)が、魔術城に仕組んだ空前の奇想とは? 奇術を愛する佳城の夢は、古今東西の奇術道具を揃えたマジシャン達の集う殿堂を作ることだった。魔術城落成の大舞台に佳城は、前代未聞の大トリックを仕掛けていた! そして、その正体が明かされる<戯の巻>(講談社文庫)。

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ネタバレ

2001年版このミステリーがすごい!第1位、本格ミステリベスト1位、週刊文春ミステリーベスト第6位。短編集。あちこちのアンサンブルで読んでた曾我佳城の短編を一気読み。しかし、やっぱり出版順というか、時系列で読みたかったな。しかし作者がそもそも奇術師だとは知らなかった。こんなあらゆる手法で書かれているなんて、おしゃれな感じ。つーか、作者がうまいんだな、と思う。特にこれ、っていう印象的なのは最後の話くらいだけど。こんな終わり方あるかね。伏線の話も読んだけど、やっぱ合ってないんじゃね。この作者、他のも読んでみようかな。

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2012年07月08日

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奇術師にして紋章神絵師でもある氏が20年に渡るライフワークで書き上げた曾我佳城全集の後編。

奇術師である主人公の巧みなトリック捌きもさることながら、物語の幕引きも素晴しい。

もっと見たいの少し手前での幕引きに感嘆。

ご一読あれ。

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2009年10月04日

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ネタバレ

短編全22本からなる曽我佳城全集が文庫本2冊に分冊、しかも発表順ではなく《秘》《戯》という作者のこだわり編集という手間と意図を持って。
そして、最後の短編「魔術城落成」にて名実共に本シリーズのフィナーレを迎えるわけだが、とにかくこのエンディングには意外過ぎて度肝を抜かれた。この驚きの展開を知りたい人は是非本書を読んでください。

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2024年11月02日

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前作にあたる秘の巻より、読みやすかったです。人名になれたからかもしれません。奇術のトリックとミステリーを融合させている作品ですが、トリックの要素が少し弱目だったことで、読みこなせました。

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2015年09月10日

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このミスベスト10、2001年版1位。ミステリーと奇術ってよく似たものだけど不思議とコラボ作品はなかった。珍しさもあってそれなりに面白いけど、キャラ設定や心理描写が何となく稚拙な感じでコナン読んでるよう。直木賞作家だしわざとそういう作風にしてるのかも。

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2014年03月06日

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下巻。
霧のようだった探偵から温度を感じられるようになってきた頃。
記憶に残ったのは最後の作品。ミステリーとしてはいかがかと思ってしまうのは、著者からのクイズという犯人宛の枠にはまりすぎてしまったからなのだろう。
物語としてこのラストは好き。
ここまで最初から考えていたんだろうな〜。名前もあるし。
オススメはしないけれど、お暇ならいかが?

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2013年11月08日

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「曽我佳城」を主人公とした短編ミステリーシリーズの下巻にあたります。
奇術探偵というタイトルどおり、すべてマジックに関するミステリです。

短編ミステリも悪くないな、と思わせてくれた良作ぞろい。
ぜひ購読を!!とまではいきませんが、昼下がりのミステリ読書には良いと思います。

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2012年03月01日

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 引退した奇術師の曾我佳城の最終巻。

 著者が20年掛けて完結させたということだけど、おそらく最初からこのラストになるようにしていたんだろうな、と思う。

 ただなんともあわただしくて残念。
 佳城は男性から見ると魅力的な女性なんだろうか。

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2010年01月14日

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泡坂妻夫。奇術師にして紋章上絵師そして推理作家。三つの貌を持つ作者だからこそできた奇術ミステリの金字塔。奇術を愛する曾我佳城の夢は、古今東西の奇術道具を揃えたマジシャン達の集う殿堂づくり。魔術城落成の大舞台に佳城は、前代未聞の大トリックを仕掛けていた!その正体が明かされる「戯の巻」。

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2009年10月07日

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泡坂妻夫。奇術師にして紋章上絵師そして推理作家。
三つの貌を持つ作者だからこそできた奇術ミステリの金字塔。奇術を愛する曾我佳城の夢は、
古今東西の奇術道具を揃えたマジシャン達の集う殿堂づくり。魔術城落成の大舞台に佳城は、
前代未聞の大トリックを仕掛けていた! その正体が明かされる「戯の巻」

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2009年10月04日

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「小説現代」に約20年間にわたって連載された
曾我佳城シリーズの集大成。
「秘の巻」「戯の巻」の上下2冊という大分量だが、短編集なので意外に気軽に読める。
ドラマ「TRICK」の自称・天才奇術師山田との最大の差は、主人公の曾我佳城が大人の女性としての魅力が満載な点。
あれじゃあ、弟子の串目匡一少年が幻惑されていくのもしょうがないよねぇ、という感じ。
各話の鍵となるトリックも、さすがはマジシャンでもあった作者の
本領発揮といったところか。
初期のころの短編は独立したエピソードだが、後期になると連作の様相に。最後の一編で終幕となっているので、残念ながら新作は期待できそうもないが、番外編の形でなんとか出ないものだろうか。

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2009年10月04日

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