【感想・ネタバレ】教養としての「所得税法」入門のレビュー

あらすじ

◆大好評既刊『教養としての「税法」入門』に続く、待望のシリーズ第2弾!
給与、個人事業主の収入、副業の収入、年金、退職金、ギャンブルなどにかかる“所得税”。
だれにとっても一番身近な税金なのに、その仕組みや成り立ちをきっちり理解している方はそれほど多くはないと思います。
本書は、そんな所得税のルールを定めた「所得税法」をマスターするための一冊です。
所得税法の基本から、大学で学習する学問的な内容までをしっかり学習することができます。

◆所得税法の考え方、仕組み、歴史が深くわかる!
本書を読めば、「だれの、どんな所得に対して、いつ、どのように課税されるのか?」という、所得税法の考え方や課税の仕組みを深く理解することができます。
また、日本の所得税法の歴史はもちろん、アメリカやイギリスなどの他国の所得税法誕生の歴史をもひも解きます。

◆「主権者としての教養」が身につく!
複雑な所得税法を安易に単純化し、あいまいにしながら、わかりやすそうに伝えることは避け、条文や法理論、さらに重要な判例を惜しみなく引用し、それらを解きほぐしながら丁寧に解説しています。
前作と同様に、判決や理論などの出典をつけた注釈も豊富に掲載しています。
本書をじっくり味わい考えながら通読すれば、「主権者に求められる教養」と「考える力」を身につけることができます。

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Posted by ブクログ

 所得税制は複雑だ。混み入っている内容だからこそ入門書としてモデルを単純化して理解を促すものが多いように思う。
 本書は複雑な内容を、過度に単純化するようなことはせず、正面から分かりやすく解きほぐす形式で論が進んでいく。だが、詳細な注釈は端に寄せて本文とは別にしているため、思ったよりも短時間で読み終えることができることは魅力である。350ページほどの分量に圧倒されそうになるが、前述のとおり、注釈を読み飛ばすのであれば、標準的な新書一冊ほどのボリュームである。
 また、事実や条文の羅列に終始することなく、制度が導入された背景や事情も解説が施されているため、理解が進みやすいというのも本書の特色の一つである。
 税法の導入書であるならば、同著者の「教養としての税法入門」も広範な範囲を一冊で敷衍でき、読みやすかったが、より身近な所得税にフォーカスしている本書も税の入門書としておすすめできる。

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2025年07月10日

Posted by ブクログ

結婚をする事によって夫婦の所得が増えるが、日本では2分2乗方式がとられているので所得税額が増えることはない。と言う理解ができた。

将来担税力のある社会人として、ビジネスマンとして社会に貢献できるような人材を目指す。
きっかけとなった本。

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2021年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

税法入門にくらべると各論すぎて読むのがつらい。特に最初のほう。あとのほう、事業所得とか給与所得とか、わかれてるほう、は割とまだ読みやすいし、この辺はちゃんと知っておかないと。まさに教養!?とは思います。

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2020年09月18日

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