【感想・ネタバレ】僕のお嬢さんのレビュー

あらすじ

夏と清は幼なじみ。かっこよくなった清の周りにはいつも女の子たちがたくさん集まってくる。そのせいで夏は素直になれず清につんけんした態度をとってしまう。小さい頃に交わした約束を忘れられないでいた夏だったけど、清がある日突然転校してしまい…。 代表作ほか「花はさくらぎ」「恋は魔術師」「キッスの味は!?」を収録。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

むか~しの学園ラブコメ短編集、全4編。
1988年5月刊だが、収録作は更に古い!

 僕のお嬢さん(『別冊少女コミック』1974年11月号)
 花はさくらぎ(『別冊少女コミック』1975年4月号)
 恋は魔術師(『別冊少女コミック』1974年8月号)
 キッスの味は!?(『別冊少女コミック』1974年2月号)

表題作は、超絶ワガママだが可愛げもあって、
どうにも憎めないお嬢さん・但馬夏子ちゃんと、
彼女の想い人やら誰やら彼やらの恋の鞘当て的なドタバタ物語。
同時代の大島弓子作品の一部に似た雰囲気がないでもないが、
あれほどの繊細さは感じられない、ご都合主義的な世界。
でも、その時代の「マンガ好きの女の子たち」には、
ほぼこんな感じで充分だったのだろう、という気がするし、
逆に、やっぱり大島弓子って凄ぇよな!
と、直接関係のないところで感心してしまったのだった(笑)。

褒めるべき箇所を挙げるなら、
「花はさくらぎ」に登場する軽薄な三人組が
単なる美少年s(複数形)であることを超えて、
性自認は男性でヘテロだが
女性っぽい装いを好むキャラクターである点か。
「恋は魔術師」ヒロインの弟も同様だが、
好きなファッションで堂々と闊歩する姿がカッコイイ。
時代が追いついてきたかもね。

※岸裕子四番勝負(笑)は後でブログにまとめます。

0
2020年08月20日

「少女マンガ」ランキング