あらすじ
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◆建築設計でラクするBIMの使い方がわかる!◆
変更と修正が続く設計では素早く成果品が作れるツールが必要です。BIMは“重い”、“時間が掛かる”というイメージがあり、特に設計では敬遠されてきました。
「BIMを導入したら余計に大変!」
「BIMは難しそうで使いたくない!」
実はこういったモヤモヤの原因が、「今はいらないことをしてBIMを難しくしていた」ことにあることを本書は解き明かします。アジャイル(身軽)に自由度高くプランをまとめるメソッドを説明し、次に文字で仕様入力し見積可能なアウトプットをRevitから取り出すメソッドを説明します。これらの説明は、なじみにくいRevitのしくみの解説を含め、基礎から順に丁寧に書かれています。さらにExcelの仕様データを、一気にモデルに反映するDynamoプログラムも紹介します。この本で使うサンプルRevitモデルと、Dynamoプログラムはダウンロードできます。
■こんな方におすすめ
・Revitをはじめてみたい人
・Revitのしくみから応用的な使い方まで、まとめて知りたいRevitユーザーの人
・Revitを使って設計の効率と質を高めたい設計者の人
・Revitを使ったプロジェクトの責任者になったが、メリットの出し方がわからない人
・BIM環境を構築する部門の人、その部門を統括する経営層の人
■目次
CHAPTER 1 この本が伝えること
CHAPTER 2 Revitの基本的なしくみ
CHAPTER 3 フェーズに合わせたRevitの使い方
CHAPTER 4 Revitの基本的な使い方
CHAPTER 5 スキマティックモデルの作成
CHAPTER 6 スペックモデルの作成
CHAPTER 7 Dynamoプレーヤによるスペックモデル自動化
CHAPTER 8 ディティールモデルへの進化
CHAPTER 9 BIMが開く新しい建築設計のありかた
CHAPTER 10 Revitの実戦的なテクニック
■著者プロフィール
伊藤 誠之(いとう のぶゆき):1960年生まれ。株式会社 インテグレーション・コア 代表取締役。プロジェクトへのBIM導入サポート、初期検討案自動設計の開発提供を行う。1985年に三菱地所株式会社入社。2018年三菱地所設計をはなれるまで、再開発構想の検討、オフィス・商業施設・文化施設・工場の設計にたずさわる。2014年三菱地所設計デジタルデザイン室長としてBIM導入を先導。アーキフューチャー2019他でデータドライブ設計を発表。
山本 歓(やまもと かん):1978年生まれ。2001年~アトリエ系建築設計事務所勤務。2008年~建築設計事務所を設立し共同主宰。2013年~組織設計事務所勤務。2024年~総合建設会社設計部に所属。個人住宅から公共施設あるいは教育施設や超高層ビルなど、さまざまな規模・用途の施設の意匠設計・監理を、特色の異なる4つの業態を通して取り組んできた経験を持つ。