あらすじ
これが令和の日本と同じ国なのか…!
なつかしくもおかしい昭和40~50年代の時代の景色がよみがえる。「昭和100年」でもある2025年に改めて振り返る、コンプラ意識ゼロだったあの時代のめくるめく常識、非常識。レトロブームだけではわからない、もう一つの昭和の姿を訪ねつつ、私たちが失ったもの、得たものを考える。
【目次】
第1章 社会――暗くて汚かった街
第2章 学校――カオスな、もうひとつの小社会
第3章 家庭と職場――のん気なようで意外と地獄
第4章 交通――ルール無用の世界
第5章 女性――差別もセクハラも放ったらかしだった頃
第6章 メディアと芸能界――規制ユルユル、何でもやり放題
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Posted by ブクログ
2025年の本で、その前年に大ヒットしたドラマ「不適切にもほどがある」を意識したタイトル。筆者の記憶や日記などを基に、現在から見たらトンデモな昭和の常識を綴る。
昭和49年生まれの自分も懐かしさを覚えて「そうだったよなあ」というもの、思わず吹き出してしまうようなものが多い中、結構笑えないものも多く、活気がありながらもやはり当時から問題があって廃れていった風習は多い。これは何も昭和だけに限らず、大昔から「昔は常識だった」ことが時代とともに変化していったことは数多ある。
印象に残った記述を1つ。現代の過労死のニュースを見ていたご年配の方が「俺らの頃はもっと長時間働いた。今時の人は弱いのか」と言っていた事に対し「昔とは仕事の密度が違う。パソコンが仕事に導入されてから過労死が増えた」と筆者が反発していた箇所。全くその通り。時代の変化に気づかず「俺の若い頃は」などと言って老害と言われないようにしないと。
Posted by ブクログ
今の感覚だと「不適切」でも、当時はそれが当たり前だったという不思議。
「当たり前」も、その人の生まれ育ってきた時代文化によって異なる。この間読んだ、「論理的思考の文化的基盤」でも感じた面白さかも。
ただ、この本では昭和の不適切の紹介がメインで、なぜこのような感覚の変化が起こったのかまでは踏み込んでなかった。(水洗トイレの普及で衛生観念が変わった、くらいかな?)このあたりの関連本を読んでみたいと思ったり。
特に印象的だった昭和
・建築の際には「できるだけアスベストを使おう」と言われていた
アスベストは、奇跡の鉱物、燃えない建材だった。
・男性社員の定年が55歳だった。女性は25歳で定年の会社が多かった。
・通勤ラッシュは、自分さえ乗れればという精神で人を押しのけていく弱肉強食の世界。
乗れなくても「弱かった自分が悪い」と鉄道会社に苦情をいう人は少なかった。
Posted by ブクログ
昭和の時代を社会、学校、家庭と職場、交通、女性、メデイアと芸能界の目線で総括した楽しめる著書だ.小生 団塊世代なので、あーそうだった の連発で一気に読破.確かに今から考えると信じられないような事がまかり通っていた. 様々な事象をこのような形で残しておくことは、かなり重要なことだと感じている. 緩衝に浸っているだけではだめで、積極的に記録を残すことに励みたいと思っている.
Posted by ブクログ
昭和の時代のゆるさがよく分かる本であった。
現代は便利になった分、許されることが少なくなったなぁと。
昭和と現代どちらがいいのか、分からないけど、過去を知って生きていくことが大事だなと。