あらすじ
中華思想は文明の優劣で人々を区別する発想である。文明のある世界を中華とし、その周辺には野蛮な夷狄がいる。そして夷狄は中華に何も残さなかったものだと長らく考えられてきた。しかし注意深く歴史をみていくと、夷狄であるはずの遊牧民はむしろ中華文明の形成に積極的に関わり、新たに持ち込み、主体的に選別し、継承してきたことがわかる。中華文明拡大の要因は、あらゆるものを内部に取り込んで膨張していく性質にある。逆に言えば、気づけば夷狄も中華になっているのだ。本書は、中国史を遊牧民の視点から捉えなおすことにより、中華の本質に迫る一冊である。
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Posted by ブクログ
モンゴルやウイグル自治区に旅行に行ったことがあります。あの草原の景色が好きで遊牧民族の歴史書をずっと読んでいます。本書はまんべんなく、古代から清まで歴史を遊牧民族に特化してまとめてくれていましたので、入門編もしくは簡単な時代の振り返り的には良書かと思いました。
ここから、自分の気になる時代の歴史を、深く掘り下げたくなりました。、