あらすじ
リディーはパーティー会場によく知る横顔を認め息を呑んだ。マリウス・ベネディクト――私の純潔と信頼を弄んだあげく、他の女と駆け落ち同然に家を捨てた義理の従兄弟。かつて無邪気に愛した冷たい灰色の瞳と、鍛えられた長身にまとった魅惑的な麝香の香りに絡め取られ、リディーはその場に立ちすくむことしかできなかった。彼の表情に確かに見えた欲望の炎、しかしそれはすぐに皮肉な笑いにとって替わる。あなたを忘れた今頃になって、突然帰ってきたわけは何…?
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良い作品なんだろうけど…。
全体的に駆け足気味な作品でした。
テンポが早すぎて盛り上がれなかった。
お互いに他人任せで直接自分たちで会話してないから誤解しまくってて。これがハーレクインなんだろうけど…。
誤解
いやはやなんというか、キーパーソンの悪意はこわい。こんなに人って踊らされるものなんだなぁと。あとがきで荻丸先生も書いていらっしゃいましたが、こういうすれ違いは、携帯電話があればありえないんですよね。エンディングも衝撃的で、ハッピーエンドというにはちょっとなぁ、というお話でした。