【感想・ネタバレ】まだまだここからのレビュー

あらすじ

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蓮は、小学4年生。水泳だけはちょっぴりとくいな男の子。 そんな蓮におとずれた、スイミングの特訓生になれるチャンス。 でも選ばれたのは、がんばっていた蓮ではなく、弟の凛で……。 がんばったことが実らなかったとき、すべては「むだ」になってしまうのかな? くじけそうなあなた、コツコツがんばっているきみへ。「がんばること」の先にある本当の意味を見つけていく、少年たちのひと夏の気づきの物語。

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Posted by ブクログ

夏の読書感想文コンクール課題図書

四年生の蓮はスイミングスクールの特訓性に選ばれるために自主練習を重ねていた。選ばれたら練習日は増えるけれど、水泳だけは得意だし泳ぐのも好き。よし、がんばるぞ!
しかし特訓性テストに受かったのは、自主練習もやっていなかった1年生の弟の凛だった。なんで弟だけ?ぼくも特待生の中にいるはずだったのに、自主練習だってしていたのに。
蓮は市民プールで、三人の生徒を一人のインストラクターが担当する2ヶ月のコースがあることを知り申し込む。当日行ってみると、インストラクターは小柄なおばあさんの春田コーチ(春さん)、生徒には違う学校だけど同じ四年生の陽太と海音がいた。
春さんは三人に「何を目指したいか」を自主申告させ、さらに「それを成功させるにはどうしたら良いか、自分の考えを言ってごらん」という。このコースは「やみくもに挑戦する、がんばるんじゃない。自ら考えて取り組む」というものだった。

小学生三人が、自ら考えて、固まっていた見方が変わったり、やれと言われたからやるんじゃなくてどうしてやるのかどうすれば向上するか考えるようになる、そして叶わなくても一生懸命やったことによる爽やさを感じるお話でした。
登場人物全員前向きで素直だなーとは思うけれど、こんな素直で爽やかなお話もいい。
主人公蓮くんのお父さんの悩み、弟の凛くんの初めて挫折を味わったときなど、いろいろな面が書かれています。

春さんの言葉も「どこかを治すと、どこかが乱れるから、ちょっとずつ修正していく」という一歩一歩の成長だとか「勝つだけじゃない」ということで、水泳をやる児童には「平泳ぎの呼吸は身体が一番高い位置にある時。パン食い競争で背伸びをして身体をぐっと持ち上げたところで口を開くのと同じ感覚」など、具体的にわかりやすいアドバイスもありました。

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2026年06月05日

Posted by ブクログ

自分が得意としていた水泳で、弟に負けてしまったお兄ちゃんの、挫折、羨み、孤独感、葛藤、などの気持ちに、人との関わりの中でゆっくり折り合いをつけて成長するストーリー。ただ弟に勝てたとか、目標に到達したとか、そういう単純なハッピーエンドではないのも、共感しやすい。読後感も爽やかでよい。

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

主人公は小4の蓮。スイミングスクールに通っている。4月、蓮は自転車を漕いて「受かる 受かる 受かる」と年に1度のスイミングスクールの特訓生の検定試験に向かっている。
結果は不合格。運動は得意ではないけれども水泳はまあまあで、コーチから検定試験勧められた。3ヶ月、ゲーム仲間との遊ばないで一生懸命に練習した。その上、弟のりんが特訓生の検定に受かっていた。とても悔しい。黒いモヤモヤを抱いてしまう。
そんな中、蓮は市民プールに行った。掲示板には「すいすい川原クラブ」の7月8月の募集があった。2か月毎にレベルやテーマを変えた教室で今回のテーマは「トライ」3人の募集だったけど、当選して通う事になる。
先生はおばあさんの春さん、メンバーは蓮も含めて4年生の3人。海音(かいと)は太めで全然泳げない。陽太(ようた)は6年生かって思ったほど背が高くて早く泳げるのに本気を出さない。春さんに具体的なアドバイスを貰って蓮はタイムを縮めていく。
先生にもメンバーにもいろいろな思いがあるし、事情があることが分かっていく。

近しい人とは比べてしまうし成功を喜べない、ことは大人もあるなと思った。スイミングスクールと同じことを蓮は指導されているのに、指導の仕方で大分飲み込みが異なるところも考えさせられる。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

努力した、頑張った。だから、絶対いい結果になる!いい結果というのは、100点を取ること?
優勝すること?メダルを獲ること?
そうなったら最高に嬉しいけれど、現実は絶対にそうなるとは限らない。思い描いた結果はでなくても、頑張った先には、必ず今までとは違う世界が見えてくる。気付きが、この先へと繋がっていく。
いくつになっても、まだまだここから。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

低、中学年でも読みやすく、中身はしっかり伝わる良書だと思う。さらに長めの話になる『スイマー』と類似している。おじいちゃんおばあちゃんの、人生の深みを感じる素敵なコーチも。
違うところで目立つのは、こちらの本は、才能溢れる弟への嫉みという、黒いモヤモヤする気持ちが描かれている点だか、それも含めて、爽やかな成長譚として読後も良い話。

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2026年05月10日

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2026年 小学校中学年課題図書
読みやすく、夏休みの水泳教室を舞台に4年生男子3人とおばあちゃんコーチ春さんのお話。

主人公、蓮のマジメな感じ、いるいるこういう子。水泳の特訓生選抜に落ちるという挫折からお話が始まるが、すぐに市民プールで練習したりと、まっすぐ!!

周りの目を気にして思いっきり泳ぐのが怖くなった陽太。ささいなきっかけで友達から仲間外れにされた経験があった。

練習の意味をしっかり考えるのはどんなスポーツにも通じるので感想文に書きやすそう。

春さん
「物事は、そんなに単純じゃないからね」
「いろいろ感じていろいろ考えて、いろいろ気づく。そういうものなんだよ」

私もプールでラッコ浮きするのが好きなので、プールの気持ちよさを思い出しながら爽やかに読めました。

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2026年05月09日

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2026年課題図書。中学年。「がんばったけれど、結果が出なかった。でも、そこまでに重ねた努力は無駄にはならない。」そう思えるようになったのは、果たしていくつの時だったかなぁ、なんて懐かしく思ったお話でした。一緒に練習する2人との距離感がリアルで、でも心地よさもあり、読後感が良かったです。泳ぐ気持ちよさが文字から伝わってきたのも、爽やかさの正体だなぁと思いました。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

一夏の間に、友だちと泳ぐことに対する気持ちを得て成長した小学4年生のおはなし。
ガチガチの青春部活ストーリーではなく、ゆるそうでゆるくない。
じーんと感動した。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小4の蓮は、スイミングスクールの特訓生検定のために3ヶ月間一生懸命に頑張る。でも結果は不合格。普段どおりで、特別な練習をしていなかった弟の凛は、合格。水泳は少しは得意だと自信もあったのに、落ち込む蓮。そんな時、市民プールで「すいすい川原クラブ」というスイミングクラブに参加することになる。コーチの春さんの指導のもと、小4の海音と陽太と蓮の3人がそれぞれ目標を立てて練習が始まる。春さんは、最小限の助言をしてくれるだけで、どうしたいのか、どうすればいいと思うのかを自分で考えるようにと言う。がむしゃらにただ頑張るだけでなく、自分の気持ちと向き合うことを教えてくれる春さんに出会って、蓮は少しずつ変わっていく。3人のクラブの仲間ともだんだん打ち解けて気持ちが通じ合っていく。小学生の気持ちに寄り添った等身大の物語は子どもにも読みやすく感情移入しやすいと思う。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

小学4年生の蓮がスイミングスクールの特訓生検定に落ちた同じ日、弟の凛はその検定で特訓性に選ばれた。
悔しいながらも諦め切れず練習しようと行った市民プールで、「すいすい川原クラブ」の3人枠抽選の「トライ」コースを知り、申し込むことに。
そこには、まともに泳げない海音とがんばらなくても上手な陽太がいた。
指導者の春さんはなんと小柄なおばあさんだったが、課題に対して自分で仮説を立てさせる指導者だった。
凛のスイミングスクールでの活躍と家族の期待とサポートにモヤモヤ感を抱きながらも、スイカ(すいすい川原クラブ)に通う蓮は、スイミングスクールでコーチに県予選出場を勧められるまでになった。


*******ここからはネタバレ*******

よくある話といえば、よくある話です。

自分のほうが頑張っているのに、頑張っていない年下の子の方が良い成績を出してしまう。
家族も、そんな気はなくても、周りからの期待が大きい子の方に手間ひまをかけてしまう。
羨ましい気持ちから、その子の成功を喜べないし、なんなら失敗を願ってしまう。

こんな事おとなになってもありますよね。

そんな気持ちの落とし所を、広いスパンで考えてみましょうと言う物語ではないかと思います。

ただまあ、大人の視点から言わせてもらうと、ナントまあ恵まれた子どもたちなんだろうと感じましたよ。
特訓性になった子をサポートできる家族、
入館料だけで有能コーチから指導してもらえる環境、
週に何回もスイミングスクールに通える家庭、
さらには、遠いスイミングスクールにもチャレンジさせてもらえるなんて!!
日本はまだまだ豊かなんだなぁと思いました。

都合よく物語が進み過ぎではありますが、この物語が成功ストーリーではなくて、失敗をどう解釈するかと言う視点で描かれていることに好感を持ちました。

ただ、蓮は記録は伸びたし、新しい視点が持てたから良いのです。
でも、サンクコストから諦めきれず引きずってしまっている可能性もあるので、そこは要注意でしょうか。

この子たちの環境は羨ましいですが(笑)、中学年さんには良い話ではないかと思います。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スイミングスクールの特訓生をめざして自主練習を重ねていた蓮。けれど検定は不合格。がんばったことはむだだったのかと、もやもやした気持ちを抱えていた蓮は、偶然知った市民プールのクラブに参加することに。
新しい出会いが、蓮の泳ぎも心も強くしていく。
うまくいくことばかりじゃない現実や、水泳の技術を少しずつ向上させていく過程も、丁寧に描かれていてよかったです。
酒井以さんの挿し絵も好きです。

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2025年07月21日

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