【感想・ネタバレ】歌うように伝えたいのレビュー

あらすじ

今、ここに生きている。俳優・塩見三省が病を経て、ままならない身体で懸命に生きた10年間の絶望と希望を真摯に綴る。大幅改稿して文庫化! 2014年、突然の病に倒れ、絶望を味わった。しかし著者は立ち上がり、苦しいリハビリを経て、元の世界に復帰した。そして、書き始めた。今までに出会った素晴らしい仲間たち、ともに病と闘った人々、ままならぬ身体と生きること、大切な仕事……本書は俳優である著者が自らの言葉で真摯に語り、文筆家として開花したエッセイ集である。大幅な改訂を経て、待望の文庫化。解説 川本三郎

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

文庫化にあたり再読
戦後のヒーロー長嶋さんが亡くなって、塩見さんのことを思い出し文庫も読んでみようと思った。
何回読んでも塩見さんのすごさを感じる。リハビリし続ける努力は買って身に付くものではない。いつも考える・・・自分が障害を負ったとき、辛い辛いリハビリをしつづけることはできるか。塩見さんをお手本にしたいと思う。
長嶋さんもすごかったよね。お疲れさまでした。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

すばらしい一冊だ。
塩見さんというと『あまちゃん』で演じられた勉さんのイメージが強いけど、文筆にこれだけの才がおありとは。
端正で品のある文章が素晴らしい。
なかでリハビリで長嶋さんに声をかけられたという。
「一生懸命にやればできるようになり、もっと一生懸命やれば楽しくなる。そしてもっともっと一生懸命やれば、誰かが助けてくれる!」
すごいや。

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2025年04月14日

Posted by ブクログ

私も病気で歩行に杖が必要で、昨年は再発で虎の門病院分院に入院し、そこで治療とリハビリを経験していたため、著者が見た世界を少し近く感じました。窓から眺める富士山、私も好きでがらんとしたロビーで長い間眺めていたことを思い出しました。病後では世界や自分自身の有り様が変わること、周囲の人の温かさ、人生がシンプルになる感覚など、病気と共に生きることが丁寧に綴られていると思いました。

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

重くて有難いサジェスト(示唆)だった この左半身の痛みは恐らくファントム・ペイン(幻肢痛)の類のものであろう 此岸と彼岸は一つのように思われる

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2025年04月24日

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