あらすじ
旧財閥系の合繊大手トーヨー化成で中堅の筆頭株と自他共に認める森雄造は、常務の川井が主張する拡大強硬路線を批判した。その後、川井の不正を指弾する投書が社長宛に届く。森の仕業だと勝手に決めつけた川井は、手下に彼の粗探しを命じ懲戒解雇に追い込もうとするが……。勇気あふれる企業小説の傑作。(講談社文庫)
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
約4年振りに読んだ高杉良。
今回の舞台は三菱化学。
社長賞を取ったこともある技術系のエリートが常務と馬が合わないがために
劣悪な対応や濡れ衣を着させられていく。
結果、懲戒解雇処分を突き出されるが、そこからエリートの反乱が始まる。
1997年TBSドラマ「辞めてたまるか!」の原作でもあったことは後で知った。
高杉良らしい文体と心情表現、そしてシンプルな構成で読みやすい。
鉄板の作品ではあると思う。