【感想・ネタバレ】ゴッホの犬と耳とひまわりのレビュー

あらすじ

きっかけは「古いフランス製の家計簿に書き込まれたゴッホの直筆かもしれない文書を訳してほしい」という依頼だった。
翻訳を進めながら、来歴を調べるうちに、この冊子の持ち主と、彼につらなる家族の系譜が浮かび上がる。
膨大な蘊蓄が回収されていく長野まゆみの仕掛ける圧倒的推理ゲーム。
〈解説:石沢麻依〉

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

雨である。という出だしでやられた。
ある書き込みを翻訳してほしいという依頼から、家族の過去に起きたことに繋がる展開にゾクゾクした。無数に散らばる蘊蓄に知識欲が刺激されるのだが、台詞の文章量に圧倒されつつニヤニヤが止まらない。しかも登場人物たちの人間関係が複雑でそれもまた魅力的だ。
あの有名なゴッホの直筆かもしれない、歴史に触れている感じは登場人物たちを通じて読者も体感する。そして、とにかく犬が可愛い。

0
2025年05月25日

「小説」ランキング