あらすじ
残業ゼロでもきちんと結果を出し、充実した自分時間も持てる人こそが、真の仕事ができる人だ。そのためには、時間の使い方を変えるとともに、余分なモノを捨てて身の回りを整理しなければならない。時間は誰にでも平等に流れている。しかし、その同じ時間を活かすも殺すもその人次第。「人と同じことを、同じときにしない。」「連絡の時差をなくそう。」「人の時間を、もらってしまおう。」「最初のやりとりは、24時間勝負。」……中谷流時間活用術で、一日24時間をフルに使いこなそう。また、モノを捨てることで、余分な時間をとられなくなるとともに、決断力がつき、仕事の能率もあがる。しかし、整理をしようと思っても、「いつか役に立つかも……」と、なかなか捨てられないのが実情だろう。そこで、「重複しているモノが、ゴミになる。」「顔が思い出せない人の名刺は、結局役に立たない。」「メモや書類は。捨てるためにある。」など、整理のコツを紹介する。
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Posted by ブクログ
あらすじ
「仕事が遅い人は時間をかけ、仕事ができる人は時間をかける前に動く」。数々のベストセラーを手がける中谷彰宏が、時間に追われる人と時間を支配する人の決定的な違いを、図解と切れ味鋭い言葉で解き明かした一冊。「締め切りよりも前に出す」「迷ったらすぐやる」「相手の時間を奪わない配慮」「スキマ時間を活用するのではなく、スキマ時間を作らない集中力」など、時間を単なる「長さ」ではなく「密度の濃さ」として捉え直すアプローチを提示。行動のスピードと判断の質を高め、周囲から圧倒的に信頼される人になるための具体的な時間の作法を解説する。
所感・深掘り
手帳のマス目を細かく埋めるような小手先のタイムマネジメント本とは一線を画し、「生き方や人との向き合い方そのものが時間感覚に表れる」という本質を突いてくれる、非常に小気味よく背筋が伸びる一冊だった。
特に胸に刺さったのは、「仕事ができる人は、スピードそのものを相手への最大の誠意と考えている」という点だ。提出物を締め切りギリギリまで抱え込んで完璧を目指すよりも、早い段階でスピード感を持って出し、相手の判断を待たせない。時間に対する感度が高い人ほど、自分の持ち時間だけでなく「相手の時間」を何よりも尊重している。レスポンスの速さや前倒しの行動が、結果として周囲の信頼を勝ち取り、仕事の主導権を握る一番の武器になるのだと深く納得した。
また、「迷っている時間は何も生み出していない」という指摘にもハッとさせられた。やるべきか否か、どの方法をとるかで足踏みしている時間こそが最大のタイムロスである。不完全でもいいからまず一歩踏み出し、動きながら修正していく。その思い切りの良さと行動へのハードルの低さが、仕事の回転数を何倍にも引き上げる秘訣だと腑に落ちた。
時間を上手に使うとは、あくせく動き回ることではなく、迷いや躊躇を捨てて目の前の一瞬に全力を注ぐことだ。
日々の業務や判断でつい慎重になりすぎている自分に気づかされ、フットワーク軽く即座に動き出したくなる刺激に満ちた良書だ。