あらすじ
もっとも責任ある人間から、ブレる、キレる、逃げる。持てる者は、弱者にリスクを押しつけ、いかに楽して得するか、自分の身を守るかということにばかり汲々としている──。『気品の研究』以来、一貫して品性、品格をテーマに執筆を続けてきた茶道研究家にして国際ビジネスコンサルタントが、3.11後に持つべき「美しい生き方」の指針を語ります。
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Posted by ブクログ
ひさしぶりに一冊読み切った気がする・・
結局は、第5章の「健全な「軸」は健康な肉体と精神に宿る」ってことかな。
健康でないと思考も見かけもブレてくるよね。
そして肥満も・・・
【ココメモポイント】
・人から信用される資質を築き上げるには、どこまでも言行一致を貫きとおす姿勢を微動だにさせないことだ
P.14
・最初から黙って人に従っていたのでは、自分の考えが間違っているかどうかを確かめる機械もないままに終わってしまう。
自分の未熟さからの脱却は望むべくもない。
P.23
・善悪の区別を曖昧にしてはいけない。叱らないでほめるというのは、中途半端なやり方である。
善だけを持ち上げて、悪は不問に付するのであるから、公正の原理に反する。
P.33
・ノブレス・オブリージュ 身分の高いものはその身分にふさわしい振る舞いをしなくてはならない。
P.44
・小さな約束ほど必ず実行に移す必要がある。自分ではその時の調子や流れで口を突いて出た外交辞令的な言葉でも、言った以上は必ず実行する。
P.61
・本来の評論家は、自分なりの考え方に従って、物事の良し悪しや優劣などを論じて、正しいと信じる価値判断を下す人である。
その上で社会がよくなる方向性を示唆する。
P.135
・健全な「軸」は健康な肉体と精神に宿る
P.155
・腹一杯食べた後や太ってきたときは、思考力も身の動きも鈍くなってくる。
たくさん食べることで満足するか、それとも食べ過ぎないようにして、読書やスポーツなどの
より「高級」なことを楽しむ余地を残しておくか。
そこの考え方1つで、自分が醜い人になるか美しい人になるかが決まってくる。
P.168