【感想・ネタバレ】人口減少時代の大都市経済 価値転換への選択のレビュー

あらすじ

大都市はどこから来て、どこへ行くのか?
・ 戦後経済モデルは終わった
・ 年金は高齢社会に合わない
・ 増税の必要ない
われわれが今なすべきことを克明に描く。

人口統計は嘘をつかないといわれるように、そこから紡ぎ出される像は、確実な見取図を私たちに示してくれる。
人口減少社会の意味するもの。それは大都市の破綻である。このままいけば、大都市経済は人が住むのに不適となり、巨大な深層崩壊が日本全体に起こるとの見通しがリアルなデータと共に本書では語られる。
そのような破綻を避けるために現在なすべきことは何か。国際化、ビジネスモデルの転換、財政政策の転換、人生の再設計など、今われわれがなすべきことを明確な筆致で提言。
『「人口減少経済」の新しい公式』(日本経済新聞出版社)などのベストセラーで、新たな社会の到来を見通した著者による野心的な新著。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人口減少社会がもたらす各種の弊害について詳述し、日本の途上国型のビジネスモデルの転換を主張している本。
少子高齢化を危惧する内容の本は多いが、高齢化を都会と地方の対比から論じている点は興味深かった。また、日本の国際競争力の低さは、日本の「ライセンス生産」と「地方の存在」のおかげであると著者は述べている。国際競争力の高いスウェーデン関係の本も読むと、知識の幅が広がってよいと思う。
「増税は不要」など極論も散見されたが、著者独自の視点が単純におもしろいと感じた。

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2010年12月23日

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