【感想・ネタバレ】一冊でわかるスイス史のレビュー

あらすじ

スイスとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに描く。コラム「そのころ、日本では?」「知れば知るほどおもしろいスイスの偉人」も役に立つ。

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Posted by ブクログ

アルプスの自然、永世中立国などからスイスに抱いていた印象は、穏やかでのんびりしているものと思っていた。本書を読み、中世は傭兵で外貨を稼ぎ、近世ではユダヤ人迫害に加担したり、徴兵制があったりと決して穏やかなだけでない印象を抱いた。スイスは歴史上、フランス、ドイツ、イタリアと列強に挟まれ、交通の要所として重要な土地だったこと、列強に取ってみれば国境を直接接することのない緩衝地帯としてスイスは認められていた。そのため、中立国として列強間の利害も一致したものと考える。なぜ中立国としての地位を取っているのか、歴史、土地からその理由がわかった気がする。また、長い歴史において、列強による支配が繰り返されたことから、現在もスイス語は存在せず、4ヶ国語が公用語になっている理由も腑に落ちた。

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2024年08月31日

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