あらすじ
会社法が一つの法典として制定されたのを契機に、ビジネスパーソンの間でも会社法への関心が高まっている。しかし、その条文はけして読みやすいものではなく、数も膨大なため、その理解のためには適切なガイドが必要となってくる。そこで本書では、企業法務全般に詳しい著者が、会社法と関連する法律を一般人にもわかりやすく解説している。本書は以下の6つが特徴である。(1)難解で詳細すぎるものは割愛 (2)改正のポイントだけでなく、完成した後の会社法をトータルに説明 (3)実務の現状を踏まえた解説 (4)会社法だけでなく、会社に関連する法律も適切に解説 (5)従業員の法的問題についても説明 (6)最近話題の事件を会社法の視点から解説自由な活動の代わりに、不適切な行為をすれば、厳しく責任を追及される「事後チェック型社会」では、「会社法・会社に関する法律」の知識は必須であるともいえる。会社法について学びながら、新しい会社の姿が見えてくる一冊。
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Posted by ブクログ
初めて会社法の概要を知るのにとても良いと思いました。この点では5★
その分、よく理解したいという気持ちには応えられないけれど、とにかくこれをザーッと読んで、他の本や実践で深めるのがいい使い方ではないかと思いました。
Posted by ブクログ
会社法について、主要部分は体系的にまとまっていると思います。
まずは入門書、というに意味では悪くはないというかいいともいます。
むろん、本格的に学ぼうとするならぜんぜん足りません。それをこうした新書に求めること自体間違ってるでしょう。
僕は資格試験用に読みましたが、あくまで本格的にその科目に入る前の頭の慣らし、という感じで読みました。
また、会社法なんて一般社員には関係ない、と思う方も読む必要はありません。ですが、知らないより知っていたほうがいいことがあります。
そうかといってより本格的な(たとえば有斐閣の本とか)のようなものまで手を出せない、という方(ほとんどの人がそうだと思う)にはかなりいい本だと思います。