あらすじ
夫の浮気や失恋のため、男性不信に陥っていた牧野三姉妹の家に、ある日幹生という青年が訪ねてきた。彼女たちは幹生の好男子ぶりにポーッとのぼせ上がるが、すぐに彼が血のつながった異母弟であることを知ってガッカリ。一方、高校を出たての幹生は、東京の父のもとで居候しながら学生生活を始めるつもりだったのだが、なぜか父は不在の上、初対面の姉たちとひとつ屋根の下で暮らすことに…。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
進学を期に離れて暮らす父の家に厄介になる幹生と、父不在の家に暮らす美人異母姉妹たちとのいやらしくも楽しい生活。
全2巻。
スピリチュアルメッセージで、前世の幹生が言っている、「人生ぬるま湯の中にいるのが一番」「女はいっぱいいた方がいいよ」っていうのが幹生をはじめとするこの漫画にでてくる「男ってやつ」なんでしょう。
異母姉妹に肉体をもて遊ばれたり、下着でいたしたりなど、こんなのいけない!と思いつつ、実はこの終わりの無い泥沼を「大好きになっちゃってる」だらしのなさ。彼女である千葉サンをまともになるために残す狡さなどをさらっと混ぜてきて、でも全部美味しいとこ持ってこうとする狡さは無くて、幹生が可愛く思えてしまう。
女性も、むっちむちでむしゃぶりつきたい様なセクシー、明るくて、たくましくて我がままで、でもいじらしくて、そういう清濁混合な人間像が本当に魅力的。人物描写が本当に上手いなあと思います。
QUOJUZ(コジューツ)というタイトル文字は当て字なのかなあと思うのですが、字面がジューシーなイメージがあり、この一つ屋根の下的楽園を表すのに適してるように勝手に感じてます。
嫁(彼女)ありきの小姑(コジューツ)だから、誰も欠けちゃいけないんです。みんなで一緒じゃなきゃ駄目なんです。
こんなわいわい、楽しい振り回され方、したい。