あらすじ
殺人の罪で服役後、幼少期から慕ってきた神侠会の美山勝治を頼りに、同会の松原宏和が率いる組に入った村上義一。栄達をひたすら目指すが、松原と美山の対立が起こり、微妙な立場に立たされる。守るべきは、組織の筋目か、己の義理か――。二つの道理の間で揺れながらも、極道の世界でまっすぐに生きようとする男を鮮烈に描いた、傑作長編小説!
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Posted by ブクログ
昭和の任侠を描いた物語。
憧れた人を親と仰ぎ任侠の世界に入り、組織のパワーバランスの中で、生き残る道と、通すべき筋、守るべき子分への想いに揺れ動く主人公は、強いようで弱い。