あらすじ
幼いころにオカルト雑誌のライターだった父親が失踪したことをきっかけに、安定した職業である公務員を志す青年・守屋亨(もりやとおる)。念願叶って新宿区役所職員としての初日を迎えるも、配属された先はオカルトを扱う非公式の部署だった。
子供が失踪するマンション、火の気のない屋上で焼死体が相次いで発見されるアパート、孤独死ゼロを謳う奇妙なタワマン……
守屋は“ヤシキガミ団地”と呼ばれる曰く付き物件の調査をすすめるなかで、土地を鎮める“地免師”を名乗る男・納戸(なんど)に出会う。事実解明に奔走する2人だが、架空の建築会社がヤシキガミ団地の着工に携わっていることが分かり…。
『領怪神犯』木古おうみが贈る、バディホラーシリーズ開幕!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
好きな本。好みです。
一般公務員と怪異の相性はほんと良いといい。謎の組織あるともっといい。
ヤシキガミという謎の怪異を専門に扱う部署がメインのお話。派手なチャイナシャツが似合う男はいい。
一気に読んでしまったけど、日常が段々おかしくなって、突然怪異が表すのが本当に面白い。適度に救いがなくて適度にグロいのがいい。
続き超希望。
Posted by ブクログ
「屋敷神秘文、慎み白す」
いや〜ん、かっこいい♡
というわけで、最近だいぶやられている木古おうみさんの『ヤシキガミ団地調査録』でございますよ
はいはい、まずあれよねヤシキガミってなんやなん!からよね
氏神、内神、地神、荒神、祝神とも呼ばれ、その家、屋敷や周辺の土地を守る守り神のことで、屋敷の片隅や付属する土地に祀られている存在のことを「屋敷神」と言うんですな
そしてこの「屋敷神」が村社会の崩壊により、次第に忘れさられた存在となったことに怒り、基本「人を守っている」んだけど…違う一面から見ると囚われているだけっていう
そういう建物を「ヤシキガミ団地」と呼んでいるわけです
そして、そんな屋敷を調査する新宿区役所の職員と屋敷神を鎮める地免師のバディが屋敷神を鎮めて行く中で、「ヤシキガミ団地」を意図的に作り出す存在が明らかになり…
という設定
いや、相変わらず基本設定がかっこいい!
いやかっこいいというよりはかっちょいいかな(差異!)
そしてなんかちゃんとあらすじ書いたわいもかっちょいい!(そうなん?)
そしてお話は続きますよ!
ゾワゾワしながら次作を待ーつ!
Posted by ブクログ
仕事柄やべー物件の出てくる話が好きなので、やべー物件しか出てこなくてとてもよかった。しかもそれが人為的に造られているというのが。物件がぬるっとシームレスに異界化していく感じとそこにぶち込まれると自分の認知能力すら疑わなければならない「空間」としての恐さがたまらん、、、もちろん男男バディものとしての面白さとおいしさもある。
とある場面での守谷の公務員としての職業精神を感じる台詞が非常によかったですね。
Posted by ブクログ
領怪神犯がとても好きなので、迷わず購入。
ちょっと期待が大きかったなぁという気もするけど、面白かった。
これからどー話が進んでいくのか楽しみ。
Posted by ブクログ
市役所のつきの物件絡みに調査をする部署に配属された守屋と氏神。氏神はヤシキガミを祓うことのできる青年。 怖さはそこまでではなかったので読みやすかった。
Posted by ブクログ
ヤシキガミ団地を作るハザマ建築の目的がなんとなーくわかったところで幕。
うん、足りない。
全然足りない。
今回背景なんかも小出しにされすぎてて物足りなさがすごい。
守屋亨と納戸斎竹と赤家がどんな風にハザマ建築と関わっていくのかまだ始まったばかりだし、守屋父を助けないとそれは終わらないでしょって思うので。