【感想・ネタバレ】電報予告殺人事件のレビュー

あらすじ

ヴィクトリア朝大英帝国の巨大情報網の核となった電信事業。それを担う一員である電信士ローラ・テンパートンは、仕事と家庭を持つという夢の間で悩む日々を送っていた。ある晩、彼女は電信局を訪れた局長アクトンの甥ネイト・ホーキンスを案内するが、アクトンは密室と化した局長室で死体となって発見された。容疑者と目されたネイトの無実を確信したローラは、自らの職能を活かして調査に乗り出す。翌日、警察署には謎めいた電報が届くが、そこには被害者アクトンともう一つ別の名が記されており……。本格ミステリならではの趣向を随所に凝らした第三十三回鮎川哲也賞受賞第一作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

働く女性に偏見を持つ父親、有能な女性に嫉妬する男性、無能な警察と前半は問題だらけでローラが大変。電報の謎が分かってくると、また展開が変わり面白い。昔から人間って変わらない…。ローラの思い込みがちょっと強いのと、容疑者がそもそも怪しすぎるのが気になるけど、全体的には楽しく読めた。結末も好みで良かった。

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2025年09月19日

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