あらすじ
パリのアパルトマンでルーマニアからの亡命将校の射殺体が発見された。傍らに残されたDRACという血文字。その後、女性が全身の血を抜かれて殺される猟奇殺人が続き、〈吸血鬼(ヴァンピール)〉事件としてパリ市民を震えあがらせる。矢吹駆は事件の犯人が遺体に動物の徴(シーニュ)を残していることに着目する。ミノタウロス島での凄惨な事件のショックから精神的に不安定な日々を送るナディアは、この連続猟奇事件に巻き込まれていく。脱血と動物の徴(シーニュ)は何を意味するのか? 亡命将校射殺事件と〈吸血鬼(ヴァンピール)〉事件の接点は? 矢吹駆の現象学的推理が暴く驚愕の真相とは。/解説=中村大介
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Posted by ブクログ
パリで起きたルーマニアの亡命将校射殺事件。現場には「DRAC」という血文字が。しかし、事件はモガール警視の手を離れ憲兵対へ。その後女性が血を抜かれて殺される猟奇殺人が続く。矢吹駆はこの〈吸血鬼〉事件の犯人が、遺体に動物の徴を残している事に着目。
ナディアはギリシアでの事件後、神経を病み友人が務める心療内科へ。そこで出会った元体操選手の亡命ルーマニア人少女タチアナ。
とりあえず分厚くて読むのが疲れる。内容は面白いし、読みやすいけど腕が痛くなる…。前に読んだことがあるのに、完全に内容は忘れている…。ナディアが神経を病んだとか色々あったのに…。