あらすじ
【予知】の力で早々に死ぬことを知った公爵令嬢のシュネイリア。さらに婚約者の王太子・リュアンダルが自分の死を引きずって、誰とも婚約せずにいることを知る。彼は優しいけれど、一度も愛を囁いてくれたことはなくまるで妹のような扱いだと感じたシュネイリアは、それならばこの婚約を破談に持ち込もうと画策する。しかし、ひょんなことからリュアンダルが発情してしまい、シュネイリアは彼に抱かれることに……。愛されていないのに「きみがそんな声で啼くなんて思わなかった」と執拗なまでに攻められ、終わりのない快楽の渦に呑み込まれていき……。
※電子書籍限定書き下ろし付き。
感情タグBEST3
おおう…！
作家さん買いです。
お話はとてもとてもよくて、もう大絶賛しかないのですが、このお話の校正者さんは一体どういうおつもりだったのでしょうか。眠かったの？こんな素敵なお話なのに？
すっごい誤字というか誤植というか、とにかくそういうのがけっこうな数あって、校閲者の私には我慢なりませんでした。
内容はとっても切なくて、終盤に種明かしが色々ありますが、そこに行くまでがヒヤヒヤの連続。
主人公2人の肩をつかんでゆすりたい気持ちになりました。
言葉を尽くすということの大切さを痛感しました。
何度も読み返したいお話です。
匿名
ヒーローの愛と決意に感動
他の女性と愛を育むヒーローの予知夢をみたヒロイン。そこから抜け出せず夢の中でのヒーローの言葉を100%信じてしまい、お互いに本当の心をはっきり言えなかった二人。事件によりヒロインは七年間眠ったままとなりますが、ヒーローは彼女の目覚めを信じ彼女だけに愛を捧げる。途中まで苦しいと思いながら読み進めましたが、終わってみるとなんとも言えず素敵なお話だったと思えます。
途中まですれ違い
特性と呼ばれる能力持ちがいる世界観で、更にもう一つの能力「セカンド」と呼ばれる能力を持っているヒロイン。その能力から王太子の婚約者になります。しかしセカンドの予知夢で自身が１年後には死に王子が１０年経っても結婚せずで、しかも隣国の王女に惹かれ「初恋はあなただ」と言っている夢をみてしまいます。そこから二人はかなり拗れてしまったと思います。お互い大事に思っているのに立場から言えず、またヒロインは夢の影響で愛されていないと思い嘘を付く始末。最初の方はヒロインの思いが切なかったのですが途中から面倒臭くなりました。思わせぶりな態度や発言をしつつも確信めいたことは言わない王子にも夢のために素直になれないヒロインにも疲れました。ラストでヒロインが王子を庇ってからが物語らしく良かったです。
