あらすじ
環境のためなら人でも殺す。調査捕鯨船に高速艇で体当たり、イルカ漁師に暴言連発、製薬会社に放火攻撃――奴らは「お騒がせ集団」なんかじゃない。カルト的思想と違法手段で武装した環境テロリストだ。背後には彼らを英雄扱いして稼ぐ世界的TVチャンネル、ショーン・ペンらハリウッドの大御所達。巨額のカネで繋がった“動物愛護業界”とは何なのか? なぜ今日本を狙うのか? 黒い活動家の正体を暴く貴重な一冊。
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Posted by ブクログ
著者も書いているが、環境テロは21世紀の流行病。
和歌山県太地町の現状を見ると、日本人にも多くの予備軍が
いることがわかる。
いずれ世間を騒がす環境テロが起こる事が筆者の懸念だが
大惨事にならないことをいのるばかり
環境問題やNPO活動を考える上で必読書と言えるだろう。
Posted by ブクログ
環境テロリスト(特にシーシェパード)について、誕生から現在の構成員などの状況まで詳しく書かれている。
アカデミー賞を受賞した「ザ・コーヴ」の撮影・編集の問題点も書かれており、日本が環境テロリストを撃退するために必要とされることも言及されている。
Posted by ブクログ
和歌山県太地町のイルカ漁をテーマにした映画「ザ・コーヴ」が
アカデミー賞の、なんたら賞を受賞したのは最近のことですが。
こういう如何わしい映画が何故受賞してしまったのか。
環境テロリストの実態とは。
日本でもお馴染みになった「シーシェパード」とは。
「イルカやクジラのためなら命も投げ出す」
「人間こそ地球にとっての害」と、一見すると狂った発言を抜かす連中。
常人には到底理解不能な方々が今、ターゲットを日本に向けた模様です。
政府の毅然とした対応が望まれます。
Posted by ブクログ
環境テロリストとは、いったいどういう人たちなのか? そんな疑問を持っている人には、おすすめの1冊。
動物愛護団体や環境保護団体という名のもとに、犯罪行為をしてまで自らの主張を社会にアピールする、異常とも思える抗議行動の数々が紹介されている。落書きや脅迫電話、暴力などの個人攻撃や、社屋および関連施設などへの放火、窃盗行為、船舶に対する運航妨害、異物の投げ入れ、はては沈没といった、まさに手段を選ばない彼らの「正義」の源はどこにあるのか。また、これらの常識を超えた過激な抗議活動を支える潤沢な資金は、どこから出るのか。そうした部分にも、丹念な取材が行われている。
和歌山県太地町のイルカ漁を盗撮し、別の映像をつなぎ合わせて編集された映画「ザ・コーヴ」が、第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門で受賞してしまうような奇妙な感覚のブレが、世界と日本の間にはあるが、この本は、そうした、単に文化の違いというだけでは済まないギャップの方程式を解く一助にもなるのではないだろうか。