【感想・ネタバレ】哲学で考える10の言葉 知を深めて力にするのレビュー

あらすじ

◎哲学者たちは「言葉」をどうとらえ直してきたのか?
正義、技術、権力、暴力、自由、労働、疎外、国家、宗教、戦争――

本書では現代社会を生きる上で重要となる言葉を10個選択し、過去から現在までの哲学者たちの主要な議論を踏まえ、いまに活かせる知として規定し直します。
哲学の世界では、古代から現代まで、「言葉」をめぐってさまざまな人たちが意見を表明してきました。

哲学を勉強する難しさの1つは、言葉づかいの難しさでもありますが、哲学者たちが言葉についてどのような見解を主張し、戦わせてきたのかを見ていくことで、哲学の学び方のコツがつかめるようになります。

◎哲学の視点から思考をアップデートさせる
言葉から哲学を考えていくことは、実は我々の日常生活にも大いに有益です。
例えばテレビやSNSなどで議論の場面を目撃しているとき、「あまり噛み合っていないのでは?」と感じることはありませんか?

こうした原因はたいてい、お互いが使っている言葉や概念の意味が、ズレているために起こります。
こうした議論がかみ合わない原因を探り、より深い視点を得るためのヒントも、哲学から得ることができます。

「言葉」から哲学を考える、新たな視点からの哲学入門書!

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Posted by ブクログ

易しくはないですが、行間等の体裁の効果なのか重々しくは無く、難解すぎるというほどでは無かったです(自分比)。

速読脳を諫めるのにはもってこいの本ですw

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

哲学でよく使われる10の言葉、「正義」「技術」「権力」「暴力」「自由」「労働」「疎外」「国家」「宗教」「戦争」の哲学的使われ方がよく分かって、勉強になった。特に「国家」は、ギリシア時代のポリスと今の国民国家との違いが鮮明だった。哲学って、勉強すればするほどよく分かってくる面白い学問だなと思った。

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2025年06月04日

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