あらすじ
歌人が愛する様々なものをテーマに、連歌とエッセイをつづる。短歌を作りたい人のための「“好き”で短歌を作るには」も収録。テーマ:ちいかわ/A子さんの恋人/ゴールデンカムイ/女の園の星/PUIPUIモルカー/犬/酒/短歌……他。
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Posted by ブクログ
「好き」な気持ちについて
語ってるのを読んでるだけで
こっちも元気になる♪
(逆にネガティブなやつは疲れるから、そういうことか)
知らない題材もあるけど、
知りたくなるのがまたよい。
Posted by ブクログ
あっという間に読み終わってしまった!!
ぬいぐるみの章に大共感!
私も、今そばにいるぬいぐるみを一生懸命大切にするために新しい子はお迎えできないメンタル。
繊維でできているのに、どうしてこんなにも命を持ってしまったんだろう?(人間のせい)
とりあえず、目の前のぬいぐるみを撫でくりまわすことにする。
PUI PUI モルカーは未履修コンテンツだけど、これを機に観てみようと思う。
自分の好きなことについてこんなにも語ることがあるの、やっぱりさすがだな〜。言語化の神様だ。
また読み返したい。ぷいっ
Posted by ブクログ
目次を見て、これはわたし?と思うくらい、好きなものに溢れていた。
同じものを、同じように好きだったり、違う好きだったり、語りあえるような感覚で嬉しかった。
エッセイと短歌、短歌の作り方、内容も盛り沢山で、新しい感覚の本。
短歌が気持ちに触れて、エッセイでは共感や発見をして、しばらく遠のいている作品に立ち戻りたくなった。
Posted by ブクログ
岡本さんの「好き」なものを、私はほとんど詳しく知らず、知っていたならもう少し、楽しめたかもしれない。
だとしても、「ぬいぐるみ」はとても共感した。
歌人は、さらっと歌を詠めてしまうんだろうなって思っていたけど、それも違った。
何事も産みの苦しみは、あるんだなぁとしみじみ。
推敲に推敲を重ね、彫刻家のように歌を創る、というお話に、とても不思議な感動を覚えた。
Posted by ブクログ
喫茶店のハンバーグ、白くてまるくてもふもふなもの、柑橘系の香り、コーヒーの香りetc
わたしが好きなものってなんだろう?それはなんで好きなんだろう?って、立ち止まって考えることはあまりなかった気がする。丁寧にこの気持ちをほどいていくのも、楽しいかもしれない。
そんなことに、気づかせてくれた1冊
Posted by ブクログ
・才能は呪いもしくは祝福と呼ばれあなたが切り開く闇
・みんなが心の中で密かに望む「見たいもの」と、映画だからこそ表現できる「誰も見たことがないもの」。その両方をバランスよく持つ映画はそう多くはない。
・「好き」である対象だけを見つめて言葉にしようとすると、だんだんわからなくなって、迷子になってしまうことがあるかもしれません。そんなときは比較対象を持ち出して、その違いについて整理してみるのをおすすめします。
・それぞれが好きなお酒を手に持って、乾杯をする。みんな嬉しそうに目を細めている。その光景が、雰囲気が好きだ。みんながんばってきたんだな、この日に辿り着くために乗り越えてきたいろんなものがあるんだ。
Posted by ブクログ
ゴールデンカムイが気になって。
そこはもちろん、シン・ゴジラ、犬、ぬいぐるみの章がよかったし、酒、短歌、スピッツもよかったな。
"偶然出会うきらめき。"
いやまさにこれ。この一瞬が詠まれた短歌が大好きなのよ。
女の園の星の履修後、またゆっくり読みたい!
Posted by ブクログ
友達が貸してくれた本。
好きな作品が私と友達と被りすぎていて「私たちが書いたのか…?」みたいな気持ち。作者の方とも仲良くなれそう!
元の作品を知っているから短歌にもエッセイにも「わかるー!そうなんだよ〜!」と思うことが多くておもしろい!他の作品も読んでみようかな
Posted by ブクログ
全体的に好みの傾向がかなり似ていて読んだ
短歌を作る作業って途方もないなと思った、ちょっとやってみようとも思えない…
ハチワレの短所とちいかわの埋め合わせの解釈、スピッツの失恋で歌詞の新しい捉え方ができた話、A子さんのすごいところが自分にはない簡単で面白かった
あと私もお酒を愛し愛されて生きていきたいから筆者と飲みながらしゃべひたい
Posted by ブクログ
同じく歌人の上坂あゆ美が言っていたけど、岡本真帆さんは本当に好きに対してまっすぐ好きが言える人なんだと思う。
そして自分のこともなんの照れもなくピュアだと言えてしまう人なんだと思う。
こういう私にはないところがきっと短歌にも表れていて、だから私はこの人の短歌が好き。
エッセイとともに短歌も載せてあって、読むと好きだなぁって感じるものが多い。音も心地良いし、柔らかくていいんだよなぁ。
Posted by ブクログ
読みやすく読み終わった後の気分が凄くいい
作者の好きな物を綴ってくれて好きの言語化の仕方が読んでる方もわくわくするし作者の好きなその作品がどんなに素敵だろうかと気になった。
自分じゃ気づけない想像力が凄くてこんな考え方で好きな物を感じたいと思えた。
Posted by ブクログ
彼女の作品の中のひとつに、私が好きなこんな歌がある。
平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビールこれが夏だよ
この人は、きっとお酒が好きなのだなと感じ、興味をもった。
だから、好きなものを語るこのエッセイに、お酒の章を見つけたときは嬉しくなった。
これは酒飲みの話が読める!と楽しみに読み始めたら、意外な結末だったけれど、彼女らしさが滲んでいて、気持ちの良いものだった。
その流れで、次章の短歌について読むと、ビールの歌が誕生した経緯が書かれていた。
彼女の好きな、″お酒″だったのだとわかり嬉しくなった。
そんな彼女らしい好きと、それにまつわる短歌が味わえる、心満たされるエッセイ集だった。
Posted by ブクログ
『水上バス浅草行き』を読んで感じた「しっくりくる感じ」がより鮮明に。今作で取り上げられている作品やものに対する「好き」が起源となった短歌、そりゃあ好きに決まってる。特に「スピッツ」に対するそれはより深い根源を感じた。
Posted by ブクログ
その愛は、短歌になるのを待っている。マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌・・・歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。
岡本真帆さんは今一番推している歌人である。水上バスで心をぶち抜かれて以来新作を楽しみにしていた。やっぱりいいなあー語彙力がなさすぎて表現できないけど、リズムが良いというか、ぽんぽん跳ねるような、でもふっと沁みる言葉たち。つぶやくと情景が浮かぶし何ならショートストーリーくらい作れそう。岡本さんの大好きなものが綴られていて、半分以上知らない作品だったので、完璧には入り込めなかった。今度読んだり見たりしたい。
Posted by ブクログ
今流行りの映画やキャラクター、マンガなどをテーマにした短歌が紹介されていてとても新鮮でおもしろかった!
短歌はとても綺麗でおしゃれな文学だと思う。
何気ない日常のワンシーンが、ちょっとセピアに切り取られた写真のように浮かんでくる。
個人的には「花を買うこと」「犬」「ぬいぐるみ」「酒」あたりがとてもよかった。
わかる〜って感じ。
特に花を買うことが好きだったかな。
日常と短歌って相性抜群だよね。
そして、この本エッセイパートもとてもおもしろい。
こちらは「ぬいぐるみ」「酒」「スピッツ」が好きだった。
物事の捉え方が細やかだし、すごく心に浸透するような感覚。
短歌が作れる人の文章ってエッセイもきれいなんだなと。
岡本さんの他の短歌集もぜひ読んでみたい!!
Posted by ブクログ
作者の好きなものひとつひとつをテーマに短歌とエッセイをまとめてある本。「好き」を手にとってゆっくりと撫でながら話をしているような感じで、その丁寧さに読んでいると和む。スピッツとかスキップとローファーとか女の星の園とか、私も好きなものがいっぱいあってうんうんと頷けるところもたくさんあった。グミの「小さく紙吹雪舞う」一首とか、スキップとローファーの「かさぶたに染みる優しさと勇気」とか。
好きなものの一環ということで短歌の作り方についても少し書いてあって、自分でもちょっとやってみたいかもと思った。日常の一瞬のきらめきをことばにして切り取ることが出来るなんて、とても素敵だ。