あらすじ
ロマンス小説好きな大地主の令嬢・ジュリアは財産目当ての男性たちから言い寄られる毎日にうんざりしていた。そんなある日、舞踏会で『憂いの子爵様』と呼ばれるランドリック子爵からダンスに誘われる。すると、悪い噂のあるグレイヴン侯爵に「彼に気を許すな」と忠告される。さらに、グレイヴン侯爵の居城へ物語のヒロインのように攫われて…? 古城を舞台におくる淫らな恋のワルツ♪ 電子版だけの書き下ろしショートストーリーも収録!【目次】古城の侯爵に攫われて/【電子版書き下ろしショートストーリー】ジュリアの秘密/あとがき
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Posted by ブクログ
最初にいきなり囚われの身になっているところから始まったので、いきなり?って思ったら、ジュリアの夢でしたけど、自分の思い描く小説の主人公そっくりな人が現れたら、確かにドキドキするかも。
ジュリアは最初結構好感度高かったんですけど、後半はあまり好きではない猪突猛進娘っぽくなってて、うーんってところはありました。
アルフレッドと両思いだけど、お互いに誤解してて仲違いってところはこの方の作品によくあるとおりでしたけど、アルフレッドのもどかしさがちょくちょく伝わってきて、アルフレッド側の心情が入ってたらもっとよかったかなぁ。
(あとがきで解説してくれてますけど)
たまにアルフレッドの台詞が、これまでの態度と合わない、少年っぽい台詞になってるところがあって、ん?ってなったときがあったのもちょっと残念です。
まあ、この方の他の作品からすると、「ヴィクトリアン・ロマンス」が近いかなぁって思いました。