あらすじ
シュヴァリエ伯爵家のひとり娘として生まれたブリジットには、先祖の遺言で八歳年上の婚約者がいた。結婚から二年、幸せな生活を送っていたが、いつまで経っても純潔な身であることに不安な気持ちを募らせていたところ、夫の不貞が発覚する。「君は他の雌とは違う、特別な子なんだ」肉欲を抱かずに愛してくれるブリジットのことを神聖化した、夫の異常な執愛に翻弄され、離婚も許されず囲われてしまう。しかし、夫が不貞を続けていた現場を義弟のベルナールと目撃し、ベルナールはブリジットを守るために決闘を申し込むが――幼馴染の一途な溺愛に身も心も蕩かされる、溺甘純愛ラブストーリー! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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ブリジットを抱かず、色んな女性と、不倫をし続ける夫。
君を汚したくない。って。
じゃあ、なぜ、結婚したの?
最後には、幸せになれて良かったです。
考える
タイトルからよくあるラノベでザマァ系かな?と思っていたのですが、なかなか複雑でした。
結婚した嫁であるヒロインを天使のように崇拝し汚すことなく愛した元旦那。歪んだ愛でしたが、育ってきた環境では仕方がなかったと思えます。ただ読んでいて私には救いが少なかったです。軽い気持ちで読んだら鬱的に感じてしまいました。元旦那を愛していたけど殺されてしまった間女も純粋ではなくヒロインの悪い噂を広めようとしていたり、間女を殺した元旦那も証拠がなく捕まらず、しかし愛していたヒロインが去ったり、物語=勧善懲悪ではないことを改めて感じました。現実世界では理解できますがせめて物語くらいは理想を見たいので個人的には鬱作品に感じました。