【感想・ネタバレ】夢かもしんない 5のレビュー

あらすじ

コンピュータの新製品発表の場であり、重要な商談の場でもある一大イベント“コンピュータ・エキスポ”。その準備でごった返している会場で加勢は思わぬ人物に出会う。その人物の名は、島田。現在は、コンパニオン会社の社長だが、かつて夢野すみれのマネージャーをしていた男だ。夢野すみれの事故死は、マネージャーの島田のせいだと考えていた加勢。一方の島田は、自分を偽ってアイドルしていた夢野すみれの前に加勢が現われたことで、彼女の精神的なバランスが崩れてしまったと考え彼を恨んでいた。いずれにしても二人は、夢野すみれが事故死する原因を作ったのは“お前だ!”と考えていた因縁深い二人。最初は反発しあっていた加勢と島田だが、次第にお互いが夢野すみれのことを気遣っていたことを知る。そんなことも束の間、加勢のもとに突然、転勤の話が持ち上がる………

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

副題 抱きしめたい。最終巻にして多くの急展開があり、その上できっちりと終わったと思います。設定上、予想のつく結末といえそうですが、そこまでの出来事が盛り沢山で。初めて読んだのはいつだったかな。学生の頃だったのかも。年令を重ね、IT業界で働いたこともあり、以前よりも色々な思いを重ねて読むことができました。

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2013年07月21日

Posted by ブクログ

コンピューター販売の営業マン・加勢春夫は会社では仲間からも、お得意様からも慕われている。しかし、仕事で家庭を犠牲にしていた。妻との間にもすきま風が流れているある日、突然幽霊が現れた。その幽霊は、加勢にこう云った「ハッピーにしてあげるからネ!」
それ以降、その幽霊・「夢野すみれ」は、気ままに現れては、加勢がハッピーになるためにアレヤコレヤと世話をやくようになる。

泣けるよぉぉぉぉ!!!
このマンガ!!!!作者が最終巻の巻末に描いてますが、元ネタは「ゴースト ニューヨークの幻」。でもあの映画からこんな物語を描いてしまう作者は凄い!!

嫌な上司にもいい顔して、間違っている事を言っている得意先にも頭を下げる。世の中に出れば誰でも経験する(?)よね。そして、酒飲んで愚痴こぼす人生…。
「ハッピーですか?」そんな中からでも幸せを見いだして行くのがオトナなのかも知れないけど、このマンガ読むと自分って「ハッピーなのかな?」って思ってくる。

自分で、自分を「ハッピー」だと思いこませ、実際は「ハッピー」じゃない。そんな経験、思いをしたことありませんか?そんな時にこのマンガを読むのをお勧めします。

それにしても、加勢に恋をしてしまう佐藤さんが素敵で健気で胸が苦しくなるね(笑)ああ、不倫の恋ってのもいいねぇ(おまえ未婚だろ!!!)そしてこの作者のマンガに良く出てくる憎いけど良い奴ってキャラ(笑)このマンガには主人公の大学の先輩で大手コンピューターソフト会社の社長:松本が出てきます。モデルは明らかに「ダウンタウン」の松本(笑)良い味出してます。

このマンガ読んでると、グサってくる台詞が結構多いんだよね(笑)「無理して我慢して、自分抑えてそれで人生楽しいか?」とか「お金のために働いてますけど、お金のためだけに働いているワケじゃないじゃないですか…」
とかね…。
無理して我慢して自分を抑えるのが、社会人。そう言う事をしなくてもいい人ってのは「勝ち組」(笑)
でも、心に響く台詞です。

最初すみれは狂言回し的存在なのが、どんどん物語の中心に食い込んでくる。しかも至極自然な形で無理なく。ホントこの作者の構成力の見事さは凄いと思います。

社会人としての幸せ、夫婦の幸せ、親子の幸せ様々な幸せの定義を見せてくれるマンガだと思います。
幸せって何なんだろう???自分はハッピー?ハッピーだと思う!ハッピーだ!!絶対ハッピーに決まってる!!!ハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピーハッピー…
ハッピー興行はモスラの卵を買った会社ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

すみませんでした(笑)5巻はとにかく泣けます…。

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2009年10月04日

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