【感想・ネタバレ】僕の手のひらで踊れのレビュー

あらすじ

あの日、学校の保健室で初めて会った君。優子(ゆうこ)─何もかも、君にあげる。僕の髪も肌も唇も、ぜんぶ君のもの。だから君は、永遠に僕だけのものでいて。そして君の吐息も雫も、僕の手のなか、僕の手のひらで、踊れ─…。兄崎ゆなの描く、妖しく切ないラブストーリーが、登場!!

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Posted by ブクログ

この作品をオススメに入れるのは、正直気が引ける。決して新しい作品ではないし、中身が無いと言われそうだからだ。
しかし、この先生の最近の作品は、萌え産業に走り過ぎているような気がして、あまり好感が持てない。それに、何と言っても私はこの作品が大好きなのだ。
だから、意を決して推薦しようと思う。

兄崎ゆな先生の漫画には、一貫したテーマがある。
ヤりたい、モテたい、自分に自信がない
この3つの要素はループのようにつながって、永遠に繰り返される。
言い換えればそれしか内容がない。ループは閉じているのだ。
だが、それしか無いことの、何が悪いのか。それだけで十分じゃないだろうか。
思春期の女子高生の危うさとか、臆病さ、底抜けの明るさを描かせたら、ピカイチだ。

この漫画の主人公は、時折ハッとするほど色めいた表情をする。
自分に自信のない女子高生の、恋をした一瞬の輝きを、切り取るのが上手い作家だと思う。

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2011年03月22日

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