【感想・ネタバレ】ゆれる日本語、それでもゆるがない日本語 NHK調査でわかった日本語のいまのレビュー

あらすじ

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“変化する日本語”が面白い!NHK調査データに基づいた、日本語エッセイ。・グラフ多数掲載! NHKならではの徹底した調査データに基づき、“変化する日本語”を読み解く。・敬語・発音・文法・言い回しなどを、国語・社会・音楽・生活等、教科になぞらえ、今現在の“日本語”を深く理解する手助けをする。・著者は、放送で用いる日本語に関しての調査・研究を担当する、NHK放送文化研究所の主任研究員。“日本語”って本当はこう使われているのか! 「日本語警察」が跋扈する昨今ですが、実際には、年齢層や地域によって、ことばの捉え方には大きな幅があります。敬語・発音・文法・言い回しなどを、国語・社会・音楽・生活等、教科になぞらえて、“変化する日本語”を読み解きます。NHKならではの徹底した調査データ結果は分かりやすく、グラフで多数掲載。

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Posted by ブクログ

いわゆる誤った使い方とされがちな言葉について、歴史的な視点・文法的な視点・年代別の世論などなど多角的な面から考察されていてとてもおもしろかった!特に「明治〜昭和初期に使われていた言葉が『正しい日本語』なのでしょうか」という言葉、すごく痺れた。
ついこのあいだも、朝ドラ「あんぱん」で「食べれる」という台詞があった。反射的にんん?と立ち止まってしまったけれど、よくよく調べると物語の舞台である高知県ではそういう方言が使われているらしい。改めて、言葉は流れゆくもので、わたしはこの時代・この地域・この年代の言葉しかしらないんだなあと実感した。
とはいえ、一般に(特に上の年代の方には)まちがいと思われやすい言葉や、伝統的な言葉を選ぶほうがベターな場面もある。自分で違和感をおぼえる言葉は使わないようにしつつ、自分の知らないこと・慣れないことを「まちがい」と判断することはしないようにしたいなあと思った。

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

日本語は世代によって受け取る意味が変わる。その一例が「7割弱」では高齢者は70%より少し少ないと理解するが、若者は70%から少し多いと理解している。「7割強」では70%よりちょっと多いに対して、75%以上と思う、の違いがあると言う。料理などに使う言葉「水をヒタヒタに注ぐ」は材料が隠れるほど注ぐという高齢者に対して、鍋から溢れる手前まで注ぐと言う若者の意識の違いがあるという。レストランなどでよく聞く「〜でよろしいでしょうか」「お揃いになりましたでしょうか」なども日本語の過剰敬語と品には使わない日本語に違和感を感じる。但し時代とともに受ける側の変化に応じて変わり始めているのも現状で理解する必要もある。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

そう!日本語って、変わるんですよね。
だから今は「文法上間違っている!」という言葉づかいも、もう少しすると認められるようになる。
たから、接客業をしている身としては若い方々の言葉づかいに嘆くこともあるけれど。どこまで指摘すればいいのかが、悩むところです。
ただ、自分は「きれいな言葉」使う方が大好きです。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

読みやすくて面白い。
伝統的な用例も、若者世代の用例も否定しない物言いのため、多様な人々が気分を害すことなく読み進められると思う。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

湖永さんがレビューしていた「うろおぼえ一家の〇〇」という本の題名を見て、「うろおぼえ」?と思った。
「うろおぼえ」で「うるおぼえ」だと覚えて、ずーっと使ってきた。
誰も「間違ってるよ」と指摘してくれなくて「うろおぼえ」で間違って使っている言葉がまだありそう。

「おいてきぼり」「おいてけぼり」が出てきた。
私は「おいてけぼり」を使うが、今はどちらが優位ということもなく、どっちを使ってもいいようだ。

「似かよう」と「似かよる」では「似かよう」派が多いようだが、私はどちらも使わず「似かよっている」と言う。

おかしな日本語を取り上げた本はたくさんあるが、出版年の新しいものを選んだ。
本書は10代から60代以上まで、10歳区切りでその言葉の感じ方の割合を示している。
地域による違いもあるようだが、年齢による違いが日本語の変化の様子を表している。

間違って使われていても、使う人が増えると間違いではなくなる。
逆に正しい(正しかった)言い方だと伝わらない言葉もある。
「独壇場」(どくだんじょう)は「独擅場」(どくせんじょう)の間違った使われ方だが、今の若者に(どくせんじょう)と言っても伝わり難い。

自分は「水が飲みたい」「水を飲みたい」では圧倒的に「水が飲みたい」を使う。
「エッセイが読みたい」「エッセイを読みたい」を考えてみると、要求度が高いときに「が」を使いがちかな。
「~が」「~を」の使い分けは微妙なニュアンスの違いがありそうだが、どちらでも違和感はない。

言葉は正しく伝わるか否かが重要なので、間違いやすい言葉(言い方)は、知っておいた方が良い。
例えば、待ち合わせの時間で、「6時5分前」とは 5時55分 なのか 6時5分のちょっと前 なのか。
1000円弱は1000円未満なのか1000円より多いのか。
数人、数日の「数」は2~3なのか5~6なのか。この違いは倍くらいの相違がある。

本書に書かれていないが、今でも馴染めないのが、
「〇〇毎」を「〇〇ごと」ではなく「〇〇まい」と読む人が意外と多いこと。
代替を「だいたい」でなく「だいがえ」と言われると、一瞬??となり意味を考えてしまう。

「真っ茶色」に違和感を感じる人が一定数いるという説明があった。
私は「真っ茶色」に違和感はない。
確かに「真っ緑色」は馴染めないが、「真っ黄色」はOK
「真っ白」「真っ黒」「真っ青」「真っ赤」はよく使う。
だが子供の時は「真っ青」を(まっあお)と言って笑われたことがある。
でも「真っ赤」は(まっか)で(まっあか)と言ったことはない。

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「まったく」や「全然」の、否定を伴わない用法も、今やすっかり常態化している。
 お店の「~でよろしかったでしょうか」を俎上に挙げることすら、もはや古い。
 でも、まだまだ、言葉はゆれ続けているのだな、ということがよく分かる。
 近所の本屋で見つけて、嫁さん(日本語教師)に渡しておいたもの。手遊びに、さっと読んでみた(さっと読めるくらいの内容)。

 過剰な敬語は如何なものかという、これも昨今、耳タコだが、「~円弱」が、どのあたりを指すのかというのも、そういえば最近よく耳にする。そんな例も、たくさん挙げて、比較して、アンケートを取って、年代ごとにどのような意図で使っている傾向があるかを調査しているのが面白い。

 カラアゲが「から揚げ」か「唐揚げ」か、「卵」か「玉子」かなどはどうでもよい議論だが(ケースバイケースで使い分けろという話)、「とんでもない」や「ぎこちない」といった一語の形容詞の語尾が変化しつつあるというのは興味深かった。

 「募金」と「課金」も、どちらの立場で語るのかで、使える、使えないがある。
 店を「貸し切る」か「借り切る」か? 私はだんぜん前者だが、若年層は違うらしい。つまりは、徐々に、そちらが大勢を占めるようになるのだろうな。

 季節に「~本番!」と付ける話。
 「夏本番!」は近年の猛暑を思えば大いに納得だが、ピークのはっきりしない、春、秋に使うのはどうか? という話だが、温暖化で二季化が進むと、もう、この議論すら不要になってくるのかとも思う。

 言葉のゆれは、まさに時代と共にだ。

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2025年10月23日

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