あらすじ
気鋭・きづきあきらが「オタク」と「腐女子」の姿をリアルに描き出した、痛く切ない青春物語!門倉高校の1年生・井之上は漫画研究会の部長。漫画に対して人並みならぬ高い志を抱いているが、他の漫研部員たちは全くやる気なし。漫画やアニメの雑談に興じてばかりの彼らをなんとかやる気にさせるべく、ひとり発奮する井之上だったが…。日々オタク話に興じるだけの、ゆる~い青春を謳歌する漫画研究会。ところが、一人の可憐な少女によってもたらされる毒が、彼らの安穏とした日常を揺るがせ始める!自尊心、劣等感、そして恋心──暴かれた彼らのリアルな感情が軋む、青春群像!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
オタクの集団が崩壊していく様が描かれている。オタクの負の部分(ステレオタイプ的なものも含まれるが)をマンガにしては珍しく描いており、非常に興味深い内容であった。
Posted by ブクログ
腐女子に偏向気味なのが気になるが、とにかくリアル。おそらくうちの妹が読んだら憤死する。
意図的な配置だろうけど、オタク的ファンタジーを全否定するヒロインが、美人で巨乳でありがちな家族トラウマを抱える矛盾した存在。
Posted by ブクログ
やる気ナシの文系創作サークル+サークルクラッシャーの私的ゴールデンコンビの漫画。
荒らし、リストカッター、自意識過剰にパクリ、押しかけ厨。頑張って描かれたなぁ、とすごく思う。書く事、描く事をしている人は読んで欲しい。ぜひ。
Posted by ブクログ
オタクと腐女子の恋愛や友情やその他諸々の人間関係を残酷なまでにデフォルメして描き切った一級のドラマ。ちゃんと完結して本当によかった。それにしても高校生のときに読んだらトラウマになってたかも。痛くて辛辣で切実な台詞が次々と出てくる。
Posted by ブクログ
漫研にサークルクラッシャー乱入して荒らしてく話です。
オタクの目を背けたくなる部分(自分がそうだったから尚更)やドロドロした展開や関係性が凄く上手く描かれてて一気読みしました。
ヒラちゃんどうなる…
Posted by ブクログ
高校の漫研部のお話。ドロドロです。描かれてる一つ一つのドロドロしたものがいちいち思い当たる事柄なので、私にとってはもう遠い過去のことなのに読んでるとついあちこちイタくなってくる!
Posted by ブクログ
10年前の痛いオタク像が詰め込まれたオタサーにサークルクラッシャーが介入するはなし。と捉えればいいのかまだよく分からないがオタサーのドロドロっぷりがきちんと表現されていてとてもおもしろい
Posted by ブクログ
ナニコレ同人というかオタクっていうかとにかく出てくる人物みんなが心にくさぐさくる痛い存在。いやまぁいるよ? いますよ、いましたよ?
クラスメイトに一人二人は。っていうかわたしも似たような存在でしたし。
低レベルな才能のひけらかしと知ったかぶりの批評家気取り(こいつが一番痛いしキライだw)などなど……。
てかあの眼鏡オタクつか腐女子は、かなりイッチャッテるなあ。つうかにちゃんで似たような事件なかったっけ有名なの。
リスカしている僕っ子は意外と好き。ていうか寝ちゃって嫌悪感いだくけど好かれる部分がファンタジーなんだけどこの二人は好きだな個人的に。
あとフリフリ自作の子は絵が本当に好きで好きでたまらなくて伸びたファンタジーだけどこういう存在もいるから一概にファンタジーとはいえない。
Posted by ブクログ
ブラックげんしけん…。
イケてない部活内のイケてない人たちのドロドロな恋愛模様。
低レベルな才能のせめぎ合い。知ったかぶりの批評家気取りなど。
イタタタタタ…なことをグサグサと描いてます。
いやいやそんな悪意のある視点で見なくても…と、大人なった今なら思えます。
十代の頃は格好悪いことや醜いことにすごく敏感でした。
許せなかった。
他人と比べて自分に無いものばかり気になって、勝手に落ち込む。
他人を妬む。面倒臭いですね。
大人になれて良かった。
Posted by ブクログ
読んだ後、心にずっしり重いものが残るようなストーリの漫画はないかと聞いたら、勧められた漫画
巻数も少なくサクっと読めるが、内容は重く、読んだ後も引きずってくれた
サークルが着々と崩壊していき、メンバーはそれぞれの結末を迎える
創作活動をやってる人が読めば面白いと思えるはず
Posted by ブクログ
…なんで人間は、 もう何の意味を持たない物までもしつこく取っておきたがるんでしょうね。
意味…か。 そうだな、 モノの価値ってのは使用価値だけじゃないんだ。
具体的に役立つ物じゃなくても記憶や知識から価値を見い出すことがあるんだよ。爪切りと家族の写真の価値ってのは違うところにあると思わんか?
…… そうですか。
でも先生、そうしたら 必要としてくれる人間を失ったモノは…… 誰にも知られず、顧みられることもなく、ただそこに「在る」だけになったモノは……
(第7話 背反)