【感想・ネタバレ】偽聖女の妹にすべてを奪われた私が本当の聖女でした 1のレビュー

櫻井亜矢子 / 藍上イオタ

夢魔を退治できる夢解きの聖女として生まれた主人公アディヤ。しかし夢魔と結託した妹に力を奪われ、周囲に「能無し」と侮られている。巧みな妹の罠にはまり、周囲や家族からも虐げられ、婚約者には捨てられ、すべてを奪われる。だが小さいころ、夢の中で助けた男の子が帝国の皇子でーー？

[happymomoko · ★★★☆☆]

アディヤ

マイヤ神聖国で夢解きの聖女を輩出するセイリオス伯爵家の長女として生まれたアディヤは夢解きの能力が発現しないため、家族だけでなく婚約者のシハーブからも疎まれていました。彼女は３年前に夢の中で眠り病患者の男の子を助けたことがありました。その子が再会の魔法を彼女にかけると、左手の薬指に痣ができました。そんな彼女でしたが、妹ライラーの１５歳の誕生パーティーの場でシハーブから婚約破棄を告げられました。彼女の頼りは以前助けた男の子だけになってしまいましたが、その子はいつ現れるのでしょうか？