【感想・ネタバレ】ロマンポルノの時代のレビュー

あらすじ

あの作品、あの監督、あの女優……。終焉から四半世紀経った今も、人々の記憶に強く残り続ける「日活ロマンポルノ」。映画評論家としてそこに深く関ってきた著者が、日本映画史上に輝いた「ロマンポルノの時代」を鮮やかに描き出す。女優のみならず、従来の評論であまり触れられてこなかった脚本家、プロデューサー、男優たち、そして80年代の名作にも目を向ける。愛とエロスの16年半、1000作品の封印を、今解く!

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Posted by ブクログ

監督を語ること、女優を語ることはすでに随分なされているため、それ以外に絞った本とのこと。

筆者の年齢的にも黄金時代がリアルタイムではなかったためか、ロマンポルノ後半に対する記述が多く、また誰もが認める名作に対しての記述が少ない。

リアルタイムを全く経験していなく、そしてその時代と作品と監督を知りたい自分からすれば少しずらされているイメージ。

ただし、根岸吉太郎以降にも当然名監督・名作品は存在するため、それらに目をひらかせてくれた点で読む価値はあった。

また、ロマンポルノ後半中心の本と言ったが、70年代前半のキネマ旬報・映画芸術におけるランキング状況をかなり詳細に、それこそ誰が評価したか、のレベルでフォローしていることは、価値ある資料整理をしてくれた、となるのであろう。

なお途中に頻発する筆者ご自身の若き日の文章は多くは読み飛ばしてしまった。

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2021年11月05日

Posted by ブクログ

ロマンポルノ自体に興味があるワケではないが、世相を濃く反映しているようで、比較文化論のように読むとおもしろい。沁みたのは現代の若者がセックスで他者承認を満たすという件で、沁みたのは自分自身がそうだからに違いなく、的確だと思った。筆者の経歴を知った上で読むとそれはまた別の趣がある。

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2012年08月29日

Posted by ブクログ

残念ながらリアルタイムで追いかけたことがない。後に特集上映やビデオで観た程度。16年間の変遷を概観するのには便利な一冊。

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2012年07月29日

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