【感想・ネタバレ】文豪たちが書いた 恋の名作短編集のレビュー

あらすじ

本作は、「恋」をテーマにした多様な作品で構成されるアンソロジーです。
心が弾むような恋のはじまりや、胸を引き裂かれるような恋の終わり、いつまでも記憶に残る叶わなかった恋……。一口に「恋」といっても、甘酸っぱかったり、せつなかったり、心が躍ったりと、さまざまな後味を感じられることでしょう。
駅のプラットホームでよく見かけるお嬢さんに弾みで会釈をしてしまったことから恋が始まる芥川龍之介「お時儀」、別れた恋人への感情を赤裸々に綴る田村俊子「悪寒」、戦時中に亡くなった姪が秘めていた恋心を知る久生十蘭「春雪」、最期のときを共に過ごす二人の日々を綴った横光利一「春は馬車に乗って」……。
いずれも、あなたの胸にとっておきの読後感を残すことでしょう。
文豪たちが書いた珠玉の12編を、心ゆくまでお楽しみください。

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Posted by ブクログ

名作系に苦手意識を持っていたので、短編集で入ってみた!いろんな人の物語読めて面白かった!
他のも読んでみたいなと気になる作家さんも見つけられて良かった^^

太宰治や芥川龍之介はやっぱり読みやすいんだな、、スイスイ読めた!
芥川龍之介の舞踏会は、読み終わったあとにどういう意味?と気になって解説を調べてしまった。

久坂葉子の入梅も素敵だった。姉妹がお互いを想う気持ちが伝わってくる。
久生十蘭の春雪も主人公と同じ気持ちで「どういうこと?」ってなってどんどん読み進められたな。

横光利一の春は馬車に乗ってが一番印象に残った。
病気の辛さを感じる。決して我慢できるものではないのに、「もう寝て頂戴な。あたし我慢をしているから」っていう妻の気持ちや、妻を生きたまま感じたいからこのまま見たくないという夫の気持ちを考えると、読み終わった後も泣いてしまう。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

素晴らしいですね。
夢と浪漫があります。
失恋している時にこの本を買いました。
恋の傷に染みますね。
短編なので初心者にも読みやすいです。
オススメは芥川のお辞儀です。主人公の奥出さが、なんだか僕を見ているみたいで…。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

喜怒哀楽が激しく、駆け引きやら三角関係やらのややこしい現代の恋愛小説とは違い、内なる想いの静かなときめきという感じの作品が多かった。中でも一番気に入ったのは田山花袋の『わすれ水』。ときめきと切なさを感じる良い作品で、他の作品も読んでみたいなと思いました。

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2025年05月11日

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