あらすじ
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生成AIアプリ開発ツールDifyを使って検索拡張生成(RAG)やエージェントを作成しよう。
この1冊さえあれば、たった1日で生成AIを利用したアプリケーションが作れるようになる!
身近な仕事の自動化を生成AIのチカラで実現させよう!
♯本書の概要
本書は生成AIを利用したアプリケーション開発ツールDifyを使って、10分以内で作れる簡単なアプリから、複雑な仕事をこなす高度なアプリまで、たくさんの生成AIアプリを作りながら基本的な操作方法を身に付けていくことができます。
はじめてアプリケーション開発に挑戦する人にとって、押さえておきたい知識をわかりやすく&詳しく解説しています。生成AIに関する知識と自分の仕事をアプリケーションに落とし込むコツが身につく1冊です。
♯本書の目的
本書はDifyによるアプリ開発の手ほどきとして機能し、読了後には「こんなアイデアがあるなら、Difyで作れそうだ」と思えるような感覚を身につけていただくことを目指しています。あくまでゴールは身近な業務改善であり、プログラミングの知識がない人でも簡単にわかるように丁寧に解説しています。
♯本書の内容
・生成AIとアプリケーション開発について
・Difyの基本的な使い方
・基本的なアプリケーションを作る
(チャットボット/テキストジェネレーター/エージェント/チャットフロー/ワークフロー)
・応用的なアプリケーションを作る
・アプリケーションを作るための考え方
*本書は一部OpenAI API(有料)を利用する内容が含まれます。
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書は、ノーコードでAIエージェントを含む生成AIアプリケーションを構築できる「Dify」をテーマにした書籍としては私にとって2冊目となります。内容としては、アプリのタイプを選択し、自社の業務に合わせたプロンプトやパラメータを設定していくという、Difyの基本的な作成フローが丁寧に紹介されていました。
当然ながら、ノーコード基盤である以上、提供されているアプリタイプの範囲内でしか開発できないという制約はあります。しかし、その制約ゆえに設計段階での迷いが少なく、業務部門主導で小規模なPoCを回すにはむしろ扱いやすい印象を受けました。
今回、私は全体をざっと斜め読みした程度でしたが、著者自身がDifyを非常に楽しんで使っている様子が文面から伝わってきて、読んでいる側も「一度触ってみようか」という気になる内容でした。技術職ではない管理職でも、業務知識を活かしながらAIアプリを組み立ててみようと思わせる“後押し”のある一冊だと感じます。
組織として生成AI活用を推進したい場合、現場が主体的に試せるツールの存在は大きな価値を持ちます。本書は、Dify導入の敷居を下げるだけでなく、実践へ踏み出すためのモチベーションにもつながる実用的なガイドです。