あらすじ
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SNS総フォロワー11万人!
5万部突破の人気シリーズで話題の
精神科医が初めて書いた感涙の物語
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【著者コメント】
私はこれまで精神科医として
様々な発信をしてきましたが、
どうしたらより多くの人に
「こころ」の話題をよりわかりやすく
伝えられるかをずっと考えてきました。
その集大成がこの物語です。
人生に迷子になったときに
読んでみてください。
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あなたがあなたを守るために――。
もっと自分を許していい。
移動図書室「ASHI」。
フードトラックを改造した車に乗せるのは、
書店を廃業した父が残してくれた絵本たちだ。
運転手は、父の旧友、重野さん。
自由に場所を選び、
自由な時間に開業するのが
「ASHI」のスタイルだ。
重野さんが振るまう趣味のコーヒーは、
評判も上々。
その香りに誘われて、今日も人々がつどう。
「ASHI」を訪れるのは、
なんらかの悩みを抱えた人たち。
りんは、彼らの話を聞きながら、
その人の心に灯りがともる
一冊を選書する――。
疲れた心に灯りをともす
ヒーリングストーリー!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
絵本専門の移動図書室"ASHI"。
改造したフードトラックにたくさんの絵本を乗せて、街のあちこちで自由に開業する。不定期だけど休日だけでなく平日の夜、仕事帰りに寄れるのが嬉しい。
子供だけでなく、普段忙しくしている大人にも息抜きの出来るの場で、美味しいコーヒーも飲める、という嬉しいオマケも付いてくるなんて最高だ。
ちょっとした気分転換に加えて、静かに自分自身と向き合うことが出来る場は本当に貴重だと思う。
文字が少なく優しいタッチの絵を見る、というのはそれだけで癒しになる。
それに読み手の心を反映して幾通りの捉え方も出来ることから、それぞれの不安要素と向き合い自分なりの答えを気付かせてくれる。
私も絵本が読みたくなった。
「未来の自分が失いたくないものを、考えてみたらどうだろう」
「自分自身の"べき思考"に縛られないで、自分自身がどうありたいか、どんなことにしあわせを感じるかにフォーカスすることが重要」
「投影のフィルタを取り払う」
精神科医の先生が書かれたものなので、読んでいてストレートに響いた。
私にもこういう居場所が出来るといいな。