あらすじ
プライベートアクトレスの志緒。今回の依頼人は、同じ高校の伊藤杏子。彼女は文通相手とコンサートの約束をしていたのに、病気で倒れてしまったのだ。手術後の命に自信がない杏子は、身代りにと、チケットを志緒に託す。ところが当日、志緒がいくら待っても相手の杉浦海人が現れない。憤慨した志緒は、住所を頼りに海人の元に押しかけた。ところが彼は、そんな文通に覚えがないという。彼と二人で調べた結果、海人の名で手紙を出していたのは、なんと彼の祖父だったことが判明!しかもその祖父も重病で入院中なのだ。美しい詩を通じて、互いの存在を支えにし合う二人のために、身代わりを続けようと思う志緒だが…・・●収録作品/P.A.
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匿名
三巻目
個人の依頼を受けてその依頼主が希望する人物を演じるプライベート・アクトレス(PA)という仕事をしている女子高生の小早川志緒は同じ学校の伊藤杏子から依頼を受けて彼女になりすましてデートをしてほしいという依頼を受けた。
病弱な杏子が文通相手とのデートを取り付けたとたんに入院したためらしいが指定された日に待ち合わせ場所に行っても相手は現れず……。
今回の依頼は医大生が身辺整理のために昔のガールフレンドたちに紹介するための婚約者を演じてほしいというものだった。
その女の人たちはみんな着飾った相手だったが志緒がナチュラルなファッションで挑んだためなんとか整理できそうだった。
しかし一番手ごわいのはその医大生にとっての妹的なポジションにおさまることで彼のそばをゲットできたと思っている女性だった……。
牧村杏みたいなタイプのめんどくささがとても共感できた。